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緊急避妊薬、薬局・DgSで販売開始 「予期せぬ妊娠」防ぐ新たな選択肢に 検索システム公開も

第一三共ヘルスケアは今月2日、国内初となる一般用医薬品=OTC医薬品の緊急避妊薬「ノルレボ(成分名:レボノルゲストレル)」を発売した。医師の処方箋がなくても、一定の要件を満たした薬局やドラッグストアで購入が可能になる。価格は1回分1錠で税込み7480円。性交経験のある女性の多くが避妊の失敗などで妊娠リスクに直面している現状を踏まえ、市販化によって迅速なアクセスを確保する。

日本初(※)のOTC緊急避妊薬「ノルレボ®」を新発売

【出典】第一三共ヘルスケア

 

緊急避妊薬は「アフターピル」とも呼ばれ、性交後72時間以内に服用することで排卵を抑制し、望まない妊娠を防ぐ効果が期待できる。これまでは医療機関の受診が必須だったが、WHOが必須医薬品に指定し、世界約90の国・地域で市販されている国際的な環境整備に合わせ、国内でも議論が進められてきた。

販売にあたっては転売や乱用を防ぐ厳格なルールが設けられる。購入できるのは年齢にかかわらず服用する本人のみで、代理購入は認められない。研修を受けた薬剤師が、プライバシーが確保された場所で販売の可否を確認し、購入者は薬剤師の目の前で、その場ですぐに服用する必要がある。

同社が実施した調査では、直近1年以内に性行為の経験がある18〜49歳の女性は、国内在住の2180万人のうち推計で約1025万人。そのうち、約2割にあたる210万人が「避妊に失敗した可能性がある」「妊娠したくないのに避妊をせずに性行為をした」などの妊娠リスクを経験していると推計した。最も一般的な避妊法であるコンドームでも、破損や装着ミスによる失敗率は2〜13%に上るとされ、確実な自衛手段の確保が急務となっていた。

先行実施した試験販売では、利用者の8割以上が「次回も薬局で購入したい」と回答した。同社は利用者のアクセス支援のため、取り扱う薬局を検索できるシステムを今月3日9時にウェブサイトで公開する。

 

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