女性の食生活にまつわる最新の意識トレンド & 企業の開発トレンドがわかる、記事24選
健康を訴求する食品の充実や商品形態の多様化により、幅広い年齢・ライフステージの女性が、ヘルシーな食生活に気軽にアクセスできるようになった。こういった環境変化に加え、SNS映えする商品パッケージ、タイパを叶える完全栄養食やワンプレート冷凍食品の登場などが、健康無関心層の取り込みをも後押し。人気美容企業発の健康食品や健康レストラン、若手スタートアップによるウェルビーイングをコンセプトに開発した食品なども、これまで健康意識を持ちづらかった若年層の潜在ニーズ掘り起こしに成功している。需要の一巡や少子化による内需の縮小化を背景に健康食品市場の成長ペースは鈍化しているが、こういった市場のニーズの変化や意識トレンドを敏感に汲み取った商品の登場が、需要拡大に寄与している。かつて健康食品は中高年女性をターゲットにしたものが主流だったが、今や“食による心身のケア”は年齢に関係なく幅広い世代で浸透しつつある。
一方、プレーヤーの増加で顧客獲得競争は年々激化。そんな中で新たな突破口を探る動きが見られ、近年は、健康食品の未利用者へのアプローチ、スキマ市場の創出、未充足ニーズの掘り起こし、さらには子ども市場への参入が、新たな開発トレンドに。
ヘルスケア市場の中でも、特に有望視される健康食品市場。今後、商機をつかむのはどんな商品?どんな商品が女性市場で受容される?本稿では、そのヒントになる記事をピックアップ。女性たちの食生活の実態や意識トレンドから注目企業の商品まで、全24選。
女性の食にまつわる意識・行動・消費トレンド
- 食品・飲料業界の世界トレンドは「健康とフレーバーの両立」、健康状態・薬・加齢による味覚変化のニーズも商機
- 急伸長する「インナーケア」需要、なぜ今? 女性たちの意識変化と各社の商品事例
- 盛り上がる子どものヘルスケア市場、親の7割が「子の将来の健康のためにお金・時間を使いたい」
- 健康食品を摂取している女性の割合と、摂取する目的
- 女性が「使って良かった」美容・健康食品は?
- 太っている女性ほど健康意識が高い傾向、プレコンケアや中高年期に向けた食育を
- 市販薬・サプリ購入時、「PBかNBか気にしない」が半数超え
- ダイエット中の女性2.5割が「医薬品・健康食品」を使用、ボリューム層は中高年
- 完全栄養食、女性の認知8割も利用は1割 とは言え女性市場での普及に期待大
- 女性が関心のあるヘルスクレーム、年代別トップ10
- たんぱく質ブームはライトユーザー離脱で一段落、今後の市場拡大のカギはプロテイン未利用女性
- ワンプレート冷凍食品市場、2030年に150億円規模まで成長 大手各社の参入相次ぐ
- 物価高で味覚トレンドに変化、12万件の味覚データから発見
- 働くママの自炊意識を調査、最重視は「栄養バランス」でも「面倒」
- 男女それぞれが不足している栄養素トップ3、アプリユーザーのデータを分析
- 女性の野菜の摂取量、過去最小に 厚労省の「国民健康・栄養調査」
- フードテック最前線、2040年の食生活・食産業はどうなる?7つの未来シナリオ
注目企業の食品開発事例
- 化粧品メーカーが健康レストラン運営に続々と参入、ファンケル・THREE・SHIROの事例
- “日常食”で補給、多様化する女性向け鉄強化食品 〜マルハニチロ・ネスレ・キッコーマン・ママの休食の事例〜
- アイスタイル、インナーケア市場へ参入 第一弾はスキンケア発想のサプリメント
- I-ne、スキマ市場を狙ったコラーゲンプロテイン ターゲットは筋膜・体幹ケアに取り組む層
- キリン、初の子ども向け健康飲料を発売 ママの「子どもの健康が気になる」に応える
- コーセー、医療・健康領域を推進 iPS細胞を用いた美容商品に続き新ブランド立ち上げ
- 伊藤園×サンコー、初の家電販売 働く女性向けのデスクで炊けるパーソナルむぎ炊飯器
人気商品の分析で明らかに、「女性の健康消費を促す基準」は?
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