2026年の世界の食潮流、4つの課題と8つの解決策
海外リサーチを手がけるTNC(東京・渋谷)が、「世界の食潮流2206」を発表した。世界70ヵ国・100地域の独自ネットワークと自社開発のAIを活用し、グローバル共通の社会課題から食の未来を読み解いたもの。世界的な物価高騰で変化する食の提供価値や、食品以外の業界にも広がるGLP-1受容体作動薬が普及した影響なども踏まえながら、「健康・環境・多様性・経済変化」という、グローバル共通の4つの社会課題に対する解決策として、8つのキーワードを提示した。
■課題1:健康・ウェルビーイング
・食を通じた日常ヘルスケア
・心を整えるメンタルケアフード
■課題2:環境・資源の持続可能性
・アップサイクル等による”めぐるおいしさ”
・代替素材でも”食の喜び”を守る
■課題3:多様性と社会的包摂
・誰もが安心して食卓を囲める”包摂型メニュー”の拡大
■課題4:経済・社会構造の変化
・制約の中で賢く選ぶ”新しい合理性”
・体験としての食消費
・世界で再定義される”新しい日本食”
同社は「これは単なる流行予測ではない」とし、世界的な課題に対して企業が食を通じてどのような価値を創出すべきかを示す指針にしてほしいとしている。
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