空前の薬膳ブーム到来で10万部突破、“食べて養生”のための基礎知識とレシピ集
女性ヘルスケア市場を日々ウォッチしているウーマンズラボ編集部が、厳選して良書を紹介するコーナー、ウーマンズ図書室。今回のテーマは「薬膳」。
NHKドラマ「しあわせは食べて寝て待て」が今年4月に放映されてから、うなぎ登りに注目が集まる薬膳。空前のブーム到来で、クラシエや薬日本堂、再春館製薬所などの漢方系企業をはじめ、各所から薬膳のレシピ本が発売されている。中でも人気は、薬剤師で国際中医師の川手鮎子氏の「心も体ももっと、ととのう薬膳の食卓365日(自由国民社)」。
難しいイメージのある薬膳を、「自分の体調に合わせて食材を選んで調理すること」と定義し、初心者でも理解できるようわかりやすく解説。中医学のバイブルとされる「黄帝内経」の教えを中心に、薬膳の基本的なルールとともに、不調の改善、アンチエイジング、免疫力アップなど、目的に沿ったおすすめ食材を紹介。発売は2023年で、今年の薬膳ブームで爆発的な売れ行きに。10万部を突破した(今年5月末時点)。
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