1次予防領域のヘルスケア事業者は必読、医学会が作成した健康課題別の7つの「指針」
近年、健康課題を解決する多様なサービスが次々と登場し、スマホアプリやウェアラブルデバイスなど、デジタル技術を活用した介入も急速に広がっている。一方で、ヘルスケアサービスやデジタルヘルスサービスの標準化やエビデンスの整備は依然として不十分であることから、信頼性の高い製品・サービスの普及に向けて各学会が指針の作成を進めている。
2024年度には、1次予防領域における7つの健康課題に焦点をあてた指針が出揃った(女性の健康、メンタルヘルス、高血圧症、糖尿病、慢性腎臓病、認知症、サルコペニア・フレイル)。いずれも対象としているのは、製品・サービスを開発する事業者と、それを導入・活用する事業者や自治体。デジタル技術を活用した体調管理や食事改善、運動療法、認知行動療法などに効果があるのか、そのエビデンスを整理しながら各サービスを評価するとともに、今後の普及に向けた課題やチェックリストなどを掲載している。
2025年度には、2次・3次予防領域の「婦人科疾患」「脂肪肝関連疾患」「循環器疾患」の指針が公開される予定。本稿では2024年度に公開された1次予防領域の7つの指針をまとめて紹介。
- 働く女性の健康づくりとヘルスケアサービス、指針を公開(日本産業衛生学会)
- メンタルヘルスのヘルスケアサービス、指針を公開(日本産業衛生学会など)
- 高血圧症のヘルスケアサービス、指針を公開(日本高血圧学会など)
- 2型糖尿病のヘルスケアサービス、指針を公開(日本糖尿病学会など)
- 慢性腎臓病のヘルスケアサービス、指針を公開(日本腎臓学会など)
- 認知症のヘルスケアサービス、指針を公開(日本認知症学会など)
- サルコペニア・フレイルのヘルスケアサービス、指針を公開(日本サルコペニア・フレイル学会など)
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