ヘルスケアベンチャー大賞、受賞は「タブレットを見るだけで認知症を評価」

日本抗加齢協会と日本抗加齢医学会の共催イベント「ヘルスケアベンチャー大賞」の受賞企業が、先月末に発表された。老化による疾病予防、高齢者の自立、生活習慣病の予防、医療、介護、創薬、遺伝子治療、再生医療製品、ヘルステック、ウェアラブルデバイスなどのビジネスが対象で、今回で5回目の開催。

大賞を受賞したのは、医療機器プログラムの開発を行うアイ・ブレインサイエンス(大阪・吹田)の「認知症の早期診断を実現する医療機器の実用化」。アイトラッキング技術を用いたもので、タブレットを見るだけでユーザーの認知機能を評価するというもの。同製品は今年8月、アジアで注目のベンチャー100社をリストアップする「Forbes Asia 100 to Watch 2023」にも選出された。

他、受賞ビジネスは以下。

  • 健康寿命延伸を目指したオートファジー活性評価事業(AutoPhagyGo)
  • 男性型脱毛症治療のための毛髪の再生医療 (TrichoSeeds)
  • 日本人腸内細菌叢データベースを活用した腸内環境評価システムの開発  (プリメディカ)
  • 超音波照射による酸化ストレス耐性誘導を介した老化関連疾患予防法の開発(同志社大学院  市川寛氏)
  • オーラルフレイルの新規診断法と治療薬の探索  医科からのアプローチ(大阪歯科大学  楠博氏)

 

 

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