「がんの統計2024」公表、男女別の罹患数と死亡数
「がんの統計2024」が4月に公表された。男女別、年齢階級別、部位別、都道府県別のがん罹患数や死亡数のほか、年次推移や部位別のがん検診受診率、小児・AYA世代のがん罹患率などをまとめている。男女別の年間の罹患数と死亡数トップ5は以下。
1年間のがん罹患数(2019年)
2019年に新たに診断されたがんは、男女合わせて99万9,075例。部位別では、女性は「乳房(97,142例)」が最も多く女性のがん罹患全体のうち22.5%を占めた。男性は「前立腺(94,748例)」が最も多く、男性のがん罹患全体の16.7%。
- 男女計:99万9,075例
- 女性:43万2,607例
- 男性:56万6,460例
1年間のがん死亡数(2022年)
2022年にがんで死亡した人は、男女合わせて38万5,797人。部位別では、女性は「大腸(24,989人)」が最も多く、女性のがん死亡全体のうち15.3%を占めた。男性は「肺(53,750人)」が最も多く、男性のがん死亡全体の24%。
- 男女計:38万5,797人
- 女性:16万2,506人
- 男性:22万3,291人
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