性差・年代に応じた医療推進を宣言、政府の「攻めの予防医療」と連動 日本性差医学・医療学会
日本性差医学・医療学会は今月14日、男女の違いや年代に応じた医療や研究の推進を目指す「攻めの性差医学・医療宣言」を発出した。政府が推進する「攻めの予防医療」と連動し、「誰もが最適な医療を享受できる未来」の実現を呼びかける内容。国内において性差医学・医療を体系的に推進する学術団体がこうした宣言を出すのは初めて。
性差医学・医療は、生物学的な性(セックス)や社会・文化的な性(ジェンダー)、さらに年代による違いに着目し、一人一人に適した質の高い医療の提供を目指す分野。これまで医学研究や新薬開発の多くは男性のデータを中心に進められてきた経緯がある。近年は、男女で病気のかかりやすさや薬の効き方、副作用などに違いがあることが明らかとなり、性差を考慮した医療の重要性が世界的に高まっている。
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今回の宣言発出の背景には、国を挙げた取り組みの加速がある。政府は2020年以降、男女共同参画などの基本計画で医療や研究への性差視点の導入を進めてきた。さらに高市早苗首相は昨年10月の所信表明演説で「攻めの予防医療」を掲げ、「性差に由来した健康課題への対応を加速する」と表明。同年12月には関連する副大臣等会議も発足している。こうした動向を受け、08年設立の同学会は、性差医学の啓発と社会実装を一層推し進める決意を固めた。
宣言の発出日はバレンタインデーに合わせた。性別や立場を問わず互いの違いを尊重し合い、すべての人が適切な医療や医学研究の恩恵を受けられる社会の実現に向けた契機となるよう、願いを込めた。同学会は今後、国の関係機関や国内外の関連学術団体、医療機関や教育研究機関などと広く連携し、性差医学・医療のさらなる発展と普及を目指す方針。
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