ビル・ゲイツの元妻、女性の健康支援に375億円 資金提供に向けたグローバル公募を開始
マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツの元妻で慈善家のメリンダ・フレンチ・ゲイツが今月9日、女性の心身の健康を支援するために2億5000万ドル(約375億円)の基金「Action for Women’s Health」を立ち上げ、世界中からの公募を開始したと発表した。同氏が2015年に設立した投資会社Pivotal Venturesを通じて立ち上げたもので、女性のメンタルヘルスと身体的健康を改善する組織に資金提供を行う。世界中の組織を公募対象としており、各受賞組織には、100~500万ドル(約1.5億円~7.5億円)の資金が提供される。応募は12月3日までで、書類提出は2025年1月10日まで。応募結果は2025年末までに発表される予定だ。詳細はこちら。
同社は今年5月に、女性の権利や健康を支援するため、2026年までに10億ドル(約1500億円)を拠出すると発表していた。この公募はその取り組みの1つで、「女性の健康はあまりにも長い間、資金不足で、見過ごされ、誤解されてきた」とし、「この新しい基金により、女性の健康課題に取り組む組織にスポットライトを当て、彼らにふさわしい財政的支援を提供することを目指す」としている。
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