約300億円の調達でユニコーン企業へ仲間入り、生理アプリ「Flo」 更年期市場へ進出
女性向け健康アプリ「Flo」を運営する英企業のFlo Healthが7月末、シリーズCラウンドで2億米ドル(約300億円)の大規模な資金調達を実施した(Flo「Flo Health Secures More than $200M Investment from General Atlantic to Revolutionize Women’s Health; First Purely Digital Consumer Women’s Health App to Achieve Unicorn Status」)。これによりFlo Healthの評価額は10億米ドルを超え、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。
Flo Healthは、2人の兄弟Dmitry Gurski 氏とYuri Gurski 氏が2015年に創業。「Flo」は、生理痛・頭痛・おりものなど70以上の身体的サインから生理や排卵日を予測するアプリで、日本語も含め20言語以上に対応。世界中で3億8,000万人以上のユーザーにサービスを提供してきた。現在の月間アクティブユーザー数は約7,000万人、有料会員数500万人を誇る(2024年6月時点)。同社は今後、閉経周辺期や更年期障害などの分野で事業を拡大していくとしている。女性のライフステージの変化に応じた、より包括的なアプリとして、世界レベルでの急成長が見込まれる。以下は同アプリのプロモーション動画。
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