生理と受験が重なった時に追試可能、8割の女子中高生・母親が「知らない」
生理・排卵日予測アプリ「ルナルナ」を運営するエムティーアイが実施した調査で、「生理と高校の入試が重なった時に、追試が可能なこと」を知らない中高生・母親が8割いることが明らかになった(中学生84.8%,高校生76.9%,母親82.1%)。調査は、昨年12月に文科省が「公立高校入試は、生理による不調で追試が可能」とする通知を全国の教育委員会などに出したことを受け、その認知率や、生理と受験が重なることに対する不安や対策などを聞いたもの。受験と生理について、「追試以外に求める配慮」を聞いた質問では、「トイレに行きやすいよう配慮してほしい」「生理に対する理解を深めてほしい」「別室での試験を希望する」などの声が寄せられた。
<中学生の声>
- トイレに行ける時間をこまめに作る
- 学校のトイレに緊急時に使えるようナプキンを置いておく
- 生理で寒かったりした時のために受験時に膝掛けを持ち込んでも良いとする配慮
<高校生の声>
- 受験会場でのナプキンの常設
- 室内の温度や温める道具(ブランケットなど)の持ち込みの許可
- 別室で試験を受けられること
- 男子がいると声をかけづらいため女子だけの部屋で受験とかいいと思います
- そもそもの生理への理解を深める機会を増やすことで制度への理解も推進してほしい
<保護者の声>
- 試験会場である受験校のトイレにナプキンが設置されていると良いなと思います
- 生理について知識無い人が多いのでもっと多くの人に生理痛への理解を深めて欲しい
- ピルへの正しい理解を広げて欲しい
- 試験監督者に女性を配置していただけると有り難い
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