世界5カ国の男性スキンケア意識 最も高かったのは中国
美容系男子が一般的になりつつある昨今。日本の男性は世界の男性と比べてスキンケア意識はどれくらいなのか?ニベア花王(東京・中央)は、日本・中国・アメリカ・イギリス・フランスの男性(20~59歳)を対象に、「ビジネスと男性スキンア」に関する調査を実施した。調査結果概要は以下。
- 顔のスキンケアをビジネスマナーとして気をつかっているのは中国が1位
┗1位:中国(45%)
┗2位:フランス(30%)
┗3位:イギリス(28%)
┗4位:アメリカ(20%)
┗5位:日本(10%) - 「スキンケア商品を使用する理由は?」の質問では、「清潔感をアップしたい」「ツヤを出したい」「若々しく見せたい」「きちんとした印象に見せるため」「イキイキとした印象に見せるため」に関して5カ国中、中国が1位の結果に
- 「顔用スキンケアの製品情報を常にチェックしているか?」の質問で、中国は 「非常にそう思う」「そう思う」が64%。一方で日本は17.6%
- 化粧水の使用率は世界5カ国で日本が1位。乳液の使用率は5カ国中、日本が最下位
- 中国は「洗顔料」「フェイスマスク」「マッサージ化粧品」など全体的にスキンケア商品の使用率が他国と比較して高い傾向に
- イギリスやフランスは保湿重視の傾向が高い
- 「ビジネスの現場で男性のスキンケアに対する意識が高まっているか?」の質問では、中国が97%で世界 第1位、フランスが76%であるのに対し、日本は53.8%と最下位
- 国内の男性の年代別スキンケア使用率は世代間格差があった
┗20代:45%
┗30代:41%
┗40代:27%
┗50代:18%
また、ビジネスの現場で肌ケアをしていない人に対する印象を国内の男性に聞いたところ、20代男性は「清潔感がない(52.0%)」と回答しているのに対し、50~60代男性は「特に何も感じない(34.0%)」と回答している。
ちなみにマンダムが実施した別調査によると、「職場の同僚(男女)」「既婚・子有り女性」「学生(男女)」の3つのグループそれぞれが思う「イケてる40代男性像」に、いずれのグループもTOP3に「清潔感があること」がランクインしていた。
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ニベア花王はこれら調査結果から「日本はビジネスにおけるスキンケア後進国」との指摘もしている。男性も清潔感やマナーとしてスキンケアを求められる時代。日本の男性美容市場はまだまだ伸びしろがある。
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