ヘルスケア従事者が、医療介護専用SNSを利用する理由
地域包括ケアシステムでは、多職種連携が要となる。この多職種連携の実現のためには、医療・介護現場における業務効率化や適切な個別化医療をサポートする「多職種連携のICT化」が求められる。その役割を担っているサービスの一つがエンブレース(東京・港)が提供する多職種連携のICTツールである「メディカルケアステーション(MCS)」。
MCSは、病院、クリニック、薬局、介護施設などで働く医療・介護関係者の多職種連携や、患者・家族とのコミュニケーションができる無料のICTツールとして、全国200以上の医師会をはじめ9万人以上の医療・介護関係者に利用されている(同社公表)。では実際にどのような面で「多職種連携のICTツール」が役立っているのか。同社はMCSのユーザーを対象としたアンケート調査を実施した(調査対象:医師、看護師、ケアマネージャー、薬剤師、介護福祉士、社会福祉士、理学療法士、歯科 医師、管理栄養士、言語聴覚士、作業療法士、その他合計23職種、約800人)。
ユーザーが多職種連携のICTツール「MCS」を利用している理由は以下だった(画像クリックで拡大可)。
実際にMCSを利用している医師は次のように述べている。
「主治医とはいえ患者さんと接する時間は短いので、診察前後の状況が把握できないと適切な医療を提供できません。ですから、自分が会っていないときの患者の状況が把握できるMCSの存在はとても貴重です」(豊田氏)。(引用:メディカルケアポスト「患者を支える 診療所と訪看Sta.の情報連携(群馬・前橋市/高崎市)」)
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