認知症介護の不安払拭に VR疑似体験

日本高齢者アタッチメント協会(東京都・北)は、VRで認知症を疑似体験できる「VR認知症体験セミナー」を6月27日に開催した。

セミナーでは、代表的な認知症の3エピソードを用意。例えば「頼んだことができない」エピソードでは、参加者は「自身が79歳の架空の人物となり、ソファーに座っていると娘に用事を頼まれるが、物事を理解できない状態になってしまい、自分も娘もいらだつ」様子を体験。

出典:日本高齢者アタッチメント協会

認知症の人との日常生活にありがちな細かいシチュエーションをVRで理解することで「認知症の人とのコミュニケーションをどうすべきか?」までを主体的・対話的に学んでもらうことを目的にしている。参加者からは「VRという動画や図や写真を入れながらわかりやすく説明してくれるので、文字や言葉だけで聞くよりも断然わかりやすくて体感できると思った」「本人と周りの人の不安やイライラをわかりやすく体験させていただけたのは良かったです」と好評だ。

同協会は、認知症の理解・コミュニケーション方法を生活者へ広く伝えていくと同時に、介護現場の新しい研修としての普及を目指す。

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