女性が怒った・呆れた・不快な接客とは?不満投稿の分析でわかった、企業が今すぐ改善すべきこと(3/4)

6位:「店員・バイトへの教育」に関する不満

6位は「店員・バイトへの教育」。特に教育が甘くなりがちな学生アルバイトと外国人の接客へ厳しい目が向けられている。店側としては「学生だから(外国人だから)、そんなに厳しく教育する必要はない」「客も許してくれるだろう」との考えから社員への教育ほど重視しないケースが見られるが、客から見たら、言うまでもなく「学生も外国人も店長も社員も皆一緒」。今後この項目の不満は外国人労働者の増加に伴い増加する可能性大。従業員のダイバーシティ化が進むのは必至で、役職・働き方・年齢・国籍に関係なく統一した教育体制に今から備えておきたい。

<実際の声>

  • 【ー】レジ係が余りにひどいので店長に言ったところ「バイトですので」って。何その言いわけ。バイトだろうが正社員であろうが関係ないやろ。きちんと教育できないなら全てセルフレジにしろと言いたい。(女性60代)
  • 【ー】学生の店員さんが多いようで言葉遣いや態度等、感じが悪い人が多くて不満。バイトといえど遊びではなくお金をいただく仕事だという意識をスタッフ教育で叩きこんでほしい。(女性40代)
  • 【店員】私が先に店員が来るのを待っていたのに、横から来たおっさんから対応して、待たせたお詫びもナシ。どちらが先なのかなぜ確認しない?店長はキチンと教育してください。(女性40代)
  • 【店員】フードコート内にある店舗で店員が6人もいるのにも関わらない間違えるわ・返却口はいっぱいでも片付けないし、スタッフそれぞれのチームワークなくバラバラで遅い!こんなずさんな対応は初めて!どういう教育をしたらこうなるのか?すら思ってしまうので今すぐ対応しないと本当やばいと思う。(女性30代)

7位:接客サービスへの要望

7位は、各社への接客に関する要望。不満買取センターには「こうしてほしい」といった、不満が故の要望も投稿される。業態別に見ると、アプリ・webサービスでの不満が多い。ウェブを主体にしたサービスで相談窓口を用意していないところは珍しくなく、あったとしても見つけづらいのが現状。特に、デジタルに苦手意識を持つ女性は多いので(とりわけ中高年女性)、相談できる仕組みを設ければ、コンバージョンや売上へ貢献する可能性を大いに期待できる。女性ならではの要望としては、「電話などのカスタマーサポートのスタッフの性別を選べるようしてほしい」。接客をしてくれる相手が男性だと質問を躊躇してしまうという女性の声はよく聞かれるので、対応を検討する余地はありそうだ。性差を意識した対応ができれば、女性も気軽にコミュニケーションできる。

<実際の声>

  • 【Amazon】カスタマーサポートのスタッフの性別が選べなくて不満。同性にしか見られたくない買い物があるので選ばせてほしい。(女性20代)
  • 【恵方巻き】大きいのを選びたいのかわからないが沢山触って抑えまくってる人はどうかと思います。それに選ぶ時間がかかり無駄に混雑するし。スタッフが配るなどしてほしいと思います。(女性30代)
  • 【レタ-バック」➡「自動販売機」販売を!】郵便局の窓口でしか販売していない! 営業時間外でも購入出来る様に「自動販売機」で販売して欲しい!!! 職員の負担軽減にもなるはず。。。 是非、検討を!!!(女性50代)

 

7位:「衛生・身だしなみ」に関する不満

同じく7位は「衛生・身だしなみ」。美容・健康サロンの業態で多くあがった不満。同性の目線で、化粧、アクセサリー、ネイル、香水などに敏感な反応を見せ、提供ブランド、お店の雰囲気、立地にあった身だしなみをしていないと不快感を感じているよう。清潔感があり適度であれば女性のオシャレは同性に好まれるが、清潔感に欠けていたり、(香水の香り、ネイルのデザインや長さ、アクセサリー、化粧などが)過剰だと、不快要素に。衛生・身だしなみの度合いは、業態やお店の雰囲気に合わせ、一定のルールを定め統一するのがベストだ。

<実際の声>

  • 【ー】スタッフの人の身だしなみが子汚い。安い店でも、見た目は気にするべき。(女性40代)
  • 【スタッフ】ホテルのスタンスなのかスタッフみんな髪を下ろして派手な化粧、アクセサリー、爪とアパレルショップのような感じが不満。髪の色やアクセサリー、爪の色は自由でいいが縛る、爪もギラギラのストーンはつけないで欲しい。客をなめてるように感じた。(女性30代)
  • 【プレミアムラウンジ】プレミアムラウンジに入ったが、椅子の下のホコリが目立って気になった。お菓子の種類も少なかった。職員さんの接客態度はとても良く、ドリンクの種類は多くて良かった。(女性30代)

 

9位:「店員の人数・配置」に関する不満

9位は「店員の人数・配置」。「女性商品の販売する場所には女性スタッフを多く配置して欲しい。男性スタッフがいると買いにくい」といった女性ならではの意見がこの項目でも見られた。相談しながら購入する商品の場合、スタッフがひとりひとりのお客に付くので、それを見越したスタッフ配置・人員を考慮して欲しいという意見も。

<実際の声>

  • 【ブラ】ブラがちゃんと合うか試着したくても、男性スタッフばかりなので更衣室に入りにくい。必ずこちらですと案内する係の人が立っているので、下着を持ってこっそり更衣室を使うことができない。よって下着が買えない。(女性30代)
  • 【ー】店員の数が少ない。手芸店は店員と相談しながらかうことがおおいのに、相談する店員がいない。もう少し店員に余裕を持たせてほしい。(女性40代)
  • 【ー】待ち時間がながいが、お客が多いのではなく従業員が少なくまわっていないからということ。席についてみると、あいている席がたくさんあり片付いていなかった。(女性40代)

 

9位:「商品知識の不足」に関する不満

同じく9位は「商品知識の不足」。コンビニと小売全般で不満が多く見られた。女性側の関心が高い商品の場合、店員側に知識がないと物足りなさを感じ、不安や不満に繋がっている様子。一方で、百貨店など高級店舗の店員は”一般常識”も求められていることがわかった。

<実際の声>

  • 【店員】8センチのヒールのパンプスを「こちらのキトゥンヒールのパンプス」と言っていたこと。キトゥンヒールは低いヒールの事だよ?6まででしょ、店員なら知れ。(女性30代)
  • 【-】服を探している時、「子どもの七五三に着る服を探してる」と言うと、「春ですね」と。百貨店に勤める者なら、一通りの季節の行事くらい知って、接客してほしい。(女性30代)
  • 【おむすびとお茶のキャンペーン】おむすび2つとお茶を買うともう一つお茶がもらえる?というキャンペーンがあるが、店員が理解しておらず一本多くお茶を買わされた。どうなってんだよ。(女性40代)
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