デジタルメンタルヘルスのカオスマップ2024、医療機関紹介・AI・フェムテックなど13領域
国内外のデジタルメンタルヘルスサービスの事例調査などを行う日本デジタルメンタルヘルス連合会が今月、デジタルメンタルヘルスサービスのカオスマップ(2024年度版)を公開した。掲載したサービスは個人向けのもので、以下13のカテゴリーに分類した。
- AI
- マインドフルネス
- ジャーナリング
- アセスメント
- コミュニティ、ピアサポート
- コンテンツ
- フェムテック
- 個人向けカウンセリング
- 就労移行支援
- 精神科、訪問看護
- 医療機関紹介
- ロボット
- デバイス
カオスマップの公開と合わせ、デジタルメンタルヘルスの国内動向についても発表した。
<AIサービスの進化>
セルフケアサービス自体の増加と同時に、生成AI技術の進化により、生成AIを活用したメンタルヘルスサービスも登場している。特に、親しみやすさを重視したキャラクターをユーザーインターフェースに取り入れたサービスが増え、利用者がより気軽にアクセスできる仕組みが広がっている。
<フェムテック台頭>
月経、不妊、更年期などに関連する女性の健康にまつわる心身のサポートを提供するサービスが増加。アプリやオンラインプラットフォームを活用し、従来から進んでいた生理データや健康モニタリングの統合に加え、モニタリング結果をもとに心理支援などの一次予防提案をする取り組みが進んでいる。女性が自分の体調や心理状態を可視化することで、早期の支援を受けやすくなる環境が構築されている。
<専門家支援の多層化>
オンラインカウンセリングプラットフォームの普及に伴い、臨床心理士や公認心理師のような心理資格の保有者に加え、ピアサポーターや心理・医療にとらわれない各専門領域の資格保有者との連携による支援が広がっている。これにより、利用者は、自身の悩みや予算に応じて多様な選択肢を持つことが可能になった。また、AIツールやセルフケアプログラムとの併用も進み、支援のハイブリッド化が進んでいる。
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