ボラギノールが電車広告とトイレ広告をジャック、新発想に高評価の声
ボラギノールブランドを展開する天藤製薬が今月、便秘薬「ボラギノールスムース便秘薬」のPRで、電車とトイレをジャックした。
電車ジャック広告では、「便を楽に出す」「お腹も気持ちもスッキリ」という商品コンセプトに合わせ、車両内の広告を極力排除したクリエイティブを制作した(東京メトロ銀座線・丸の内線,10/16〜10/30)。ぜひ、画像をクリックして拡大を。普段は広告掲出されているドア横や中吊りが、スッキリ。でも、ちゃっかり商品は宣伝。
トイレジャック広告では、駅構内のトイレ入り口やトイレ内に広告を掲出。改札付近にあるトイレ入り口では、大きな文字で「詰まらない方がいい。改札もおしりも。」「うんちには世界基準があるらしい」、個室トイレのドアには「出そうな方は、コチラへ。出そうにない方は、薬局へ」「良いアウトプットを」など、ついクスッとしてしまうコピーを並べた。便の形態を7カテゴリーに分類した世界的な基準であるブリストル便形状スケールを用いたクリエイティブも制作した(東京メトロ銀座線 渋谷,東武東上線 池袋駅,10/16〜10/22)。
ネット上にはクリエイティブの発想の視点を評価する声が目立ち、これまで便秘や痔、あるいは同社商品とは縁遠かった人も含め、多くの人の心を掴んだようだ。話題醸成やファン化、認知度アップに成功した様子(以下はネット上の言葉を文意に変更のない程度に編集部が編集しています)。
- これは上手い!中途半端にPRするより、こういう広告の方が気になって話題を呼ぶよね
- 「詰まらない方がいい。改札もおしりも。」という駅の改札前、トイレの上だからこそ意味を発揮するコピーで面白い、アイデアの面白さが際立つデザインがすてき
- ボラギノールの電車広告、実際に乗ってみてみるとかなり驚いた
- 最初は、驚かせるだけの広告かと思っていたけど、「少しでも多くの人に便質改善という考えを知って、心身ともにスッキリした毎日を送ってもらうため」という目的を知り、良い広告だと思った
- 商品というより、知識を周知する広告だったのか
- 車両内の広告スペースが空白で、思わず気になって見てしまった
- 電車に乗った瞬間に、何か変だと思ったら吊るしや壁の広告が一切なくて床一面にボラギノールの広告があり驚いた
- 一切広告がない電車はおもしろい!
- 丸の内線のボラギノールの広告、とても楽しい
- 丸の内線に乗ったら、床に文字があってびっくり、打ち出し方が新発想で、おもしろい
- 電車内の床に広告があるのはおもしろい
- 高校生が床の文字を読んで「へー!おもしろいね」と話していて、それを聞いた近くに座っているおじさんたちも広告に気づいて…と、人伝に宣伝されていくのがおもしろかった
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