2020年の美容トレンド総決算
女性たちが2020年に注目した美容商品・サービス・店舗を、各主要企業が2020年末に発表したアワードを参考に総ざらい。今の女性たちの関心事、価値観、ニーズが見えてくる。2021年のトレンドを予測する前作業としてチェックしておこう。
2020年の美容トレンド総括
コロナの影響で、2020年は女性たちの美容ニーズ・美容行動が大きく変化した。マスクメイクに代表されるように、顔上半分を重視したメイク・ヘアスタイルや、マスクで崩れないメイク商品に注目が集まったものの、全体的にメイク需要は低下した1年に。女性たちのニーズは、メイクよりも、スキンケアや美容家電でのお手入れなど”おこもり美容”へシフト。
また、COVID-19の対応策としてDX推進の加速にいち早く取り組んだ美容系企業の取組みが功を奏し、美容行動のニューノーマルとして、オンライン接客(デジタルカウンセリング)やAIメイクなどのビューティテックが女性たちの身近な存在となった。
SDGs、クリーンビューティ、D2Cコスメ、メンズコスメも、2020年を代表する美容トピックとなった。これらは2021年はさらに加速する気配だ。
2020年の美容系アワード、総ざらい
女性誌、美容誌、美容系ポータルサイト、業界紙、通販サイト、美容系企業などが毎年様々な視点でアワードを発表しているが、ここではその中でも特にチェックしておきたい主要アワードをピックアップ。
注目は、女性誌ELLEのビューティアワードで新設された「クリーンビューティ」部門、需要が拡大するメンズ領域で活躍したコスメを決定する「メンズコスメアワード(VoCE)」、エステサロンで売り上げに貢献した業務用化粧品や美容機器を選出する「ベストアイテム2020/エステサロン売り上げキーファクター(美容経済新聞社)」。トレンドを先読みできる情報が満載。
- @cosmeベストコスメアワード2020(アイスタイル)
- 2020年 年間ベストコスメ(美的)
- 年間ベストコスメ2020(VoCH)
- VOGUEビューティアワード2020(VOGUE)
- ELLEビューティ・アワード ジャパン 2020(ELLE)
- 楽天ベストコスメ2020(楽天市場)
- WWDビューティ ベストコスメ2020(WWD)
- メンズコスメアワード(VoCE)
- ベストコスメ2020(LOFT)
- ホットペッパービューティアワード2020(HPB)
- クリスタルアワード2021(DIET&BEAUTY)
- ベストアイテム2020/エステサロン売り上げキーファクター(美容経済新聞社)
- ヤフー検索対象―プロダクト・コスメ部門賞(Yahoo!)
2021年のヘルスケアトレンド予測(お知らせ)
2021年のヘルスケア市場の女性ニーズ・消費トレンドを、当社ウーマンズが2021年2月に発表します。2021年の皆様のマーケティング戦略に、ぜひお役立てください。詳細は以下!
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