女性ヘルスケア業界とは 概況・市場規模・動向など ~初心者向け完全ガイド~
女性ヘルスケア業界へようこそ!女性ヘルスケア市場専門のシンクタンク「ウーマンズ」です。2024年度新卒入社の方や、部署移動や転職で4月から新たに女性ヘルスケア事業の担当になった方に向け、女性ヘルスケア業界で仕事を始めるにあたり習得しておきたい基礎知識をまとめました。1日でも早く即戦力として活躍できるよう、業界の全体像を把握できる構成としています。本稿をぜひ、新年度の業務にお役立てください。すでに、当メディア『ウーマンズラボ』をお読みいただいている業界の先輩の皆さんも、社内や部署内での研修材料としてぜひご活用ください。
目次
【STEP1】女性ヘルスケア市場を知る
ヘルスケア業界の市場規模と概況
国内のヘルスケア市場*は今後も急速に成長し、2020年は24兆円、2030年は38兆円、そして2050年は77兆円が見込まれています。背景にあるのは、平均寿命の延伸と人口減少に伴う労働人口の減少です。平均寿命の延伸により、健康に長生きするための製品・サービスの需要が伸びており、同時に、高齢者人口の増加で介護領域の需要も拡大しています。多様な働き手を確保するために、業種問わずあらゆる企業が従業員の健康づくりに取り組む動きが加速していることも、市場成長に寄与しています。今後の市場拡大を牽引する製品・サービス群は、医療DXや健康経営関連、高齢化に伴う介護関連で、介護領域では特に生活支援関連のサービスが顕著に拡大すると見られています。2020年比で2050年までに特に大きく伸長する領域は「遊・学(+9.8兆円)」「要支援・要介護者向け商品・サービス(+7.8兆円)」「民間保険(+7.5兆円)」で、有望視される領域トップ5と各市場規模は以下と予測されています。*ここで指すヘルスケア市場とは、健康や医療・介護に関わる産業のうち個人が利用・享受する製品・サービスで、健康保持や増進を目的とするもの、または公的医療保険・介護保険の外にあって患者・要支援・要介護者の生活を支援することを目的とするもの
- 1位:民間保険(第3保険など)…15.6兆円
- 2位:要支援・要介護者向け商品・サービス(介護用食品、介護住宅、福祉用具等)…13.0兆円
- 3位:遊・学(ヘルスツーリズムなど)…12.7兆円
- 4位:食(サプリメント・健康食品、OTC・指定医薬部外品等)…8.3兆円
- 5位:予防(衛生用品、予防接種等)…6.6兆円
ヘルスケア市場、新規参入が相次ぐワケ
ヘルスケア市場は収益性と成長性が共に見込めることから、異業種にとっても魅力的。IT技術の発展や生活者意識の変化による需要拡大で、以前よりも市場参入が容易になったこと、またスタートアップや大学発ベンチャーの目覚ましい躍進も、市場の魅力を高めています。既存のヘルスケア事業者はもちろん、異業種からの相次ぐ参入で新製品・サービスが続々と誕生している理由は何なのでしょうか?生活者と業界の2方向から、その理由を整理してみましょう。
<生活者>
健康意識の高まりで、生活者のヘルスケア消費が活発化しています。同時にヘルスケアニーズが年々多様化していることで、製品・サービスにも多様な機能が求められるようになってきました。以下は、ヘルスケア業界に商機をもたらしている、近年の生活者動向です。
- 海外セレブの健康に配慮したライフスタイルがSNS映えすることから、若年層の間で「健康はオシャレ」「健康と美容はセット」という概念が10年ほど前からブームに。以降、健康的なライフスタイルが国内でも定着
- 「人生100年時代」「超高齢社会」「健康寿命」といった社会課題の社会的認知が高まり、特に中高年層の健康意識が向上
- 「病気になってから治療」よりも「病気にならないよう健康に生活する」ことへの関心が高まっている
- 長生きにより病気との共生が一般的に。病気と付き合いながら重症化しないためのライフスタイルへの関心が高まっている
- アプリやウェアラブルデバイスを用いた健康管理や健康データへのアクセスが一般化
- 高齢者層のネット利用率やスマホ保有率が上昇したことで、高齢者にとってもIoT製品の利用が身近に
女性生活者の動向一覧
<業界動向>
行政による健康政策・医療政策・ベンチャー政策の推進に加え、ハイテク技術の急速な進化で、以前よりも格段にヘルスケア事業に取り組みやすい環境になりました。関連法規の遵守がハードルではあるものの、それまでのヘルスケアビジネス経験の有無を問わず多様な事業者が参入できるようになったことで、多様な発想による製品・サービスが生まれています。以下は、ヘルスケア市場のプレイヤー増加に影響を及ぼしている近年の業界動向です。
- 規制が多く高い技術力が求められる “治療領域” ではなく、規制が少なく高い技術力を必須としない”健康維持増進・予防・進行抑制・病気との共生の領域”の需要が伸びていることで、ヘルスケア市場参入のハードルが下がった
- IT技術の発展により開発のハードルが下がり、かつ多様な製品・サービス形態が常時生まれるようになったことで、参入の間口が以前より格段に広がった
- IT技術の発展によりICT、AI、ロボットなどの新しい技術を武器に多様な業種がヘルスケア市場に参入できるようになった
- 超高齢社会の進展や生活者の健康意識向上による需要拡大で、バイオ、ヘルスケア、医療領域へのVC・CVCによるスタートアップへの投資が活発化。起業家が資金調達しやすい環境になった
- 大学発ベンチャー企業の設立も増加しており、中でもバイオ、ヘルスケア、医療機器領域は著しく伸び、2009年以降のIPO件数は上昇傾向(経産省,2021,大学初ベンチャー実態等調査報告書)
- ヘルスケア領域の社会課題解決に挑戦する優れた企業等を表彰するJHeC(2015年〜/経産省)が始まり、スタートアップの活躍が注目される機運が醸成された
- 健康経営の顕彰制度(2015年〜/経産省)、ストレスチェックの義務化(2015年〜/厚労省)、働く女性の増加、人材不足による採用戦略などを背景に、業種問わず各社が自社ワーカーの心身の健康を重視するように。これを機に健康経営関連の製品・サービス開発が活発化
- デジタルテクノロジーなどの技術で健康課題を解決するヘルスケア製品・サービスが「ヘルステック」「メドテック」「フェムテック」「エイジテック」「スリープテック」「フードテック」といったインパクトある表現でワーディングされたことで新たな市場が形成され、VC・CVCによる出資意欲が向上。PR効果の面から企業の開発意欲も向上
業界動向一覧
ヘルスケア業界への参入には課題も
一方で、ヘルスケア業界への新規参入ハードルは決して低くはないため、課題もあります。PwC実施した企業意識調査の結果からは、新規参入に対する各社の本音や課題が見えてきます。
年商100億円以上の企業の課長クラス以上で、新規事業や事業戦略について中心的な立場または検討や運用に主体的に関わる立場として携わっている350名を対象に、ヘルスケア事業新規参入に関する企業意識調査を実施した(ヘルスケア事業新規参入に関する企業意識調査,2022)。参入意向は全体的に高いものの、実際に参入を果たしている企業は2.5割ほど。この乖離の理由=参入を踏み留まっている理由は何なのか?その答えがわかる質問もしている。
①ヘルスケアビジネスへの参入状況
ヘルスケアビジネスへの参入状況を聞いたところ、約7割に参入意向があり2.5割はすでに参入済み。
- 1位:今後も予定なし(30.3%)
- 2位:すでに事業実施中(24.9%)
- 3位:参入を検討中(21.4%)
- 4位:検討可能性あり(13.7%)
- 5位:参入を検討予定(9.7%)
②自社が関心のある・話題になっているヘルスケアテーマ
続いてヘルスケアビジネスにおいて関心のあるテーマを聞いたところ以下の結果に。「遠隔医療」や「医療機関DX」などの医療領域よりも、「健康増進デバイス・アプリ」や「健康経営」などの健康維持増進・予防領域への関心が高いことがわかる。理由までは調査されていないが、おそらく、治療領域は法規制が厳しい上に高度な開発力を必要とするため参入のハードルが高い一方で、健康維持増進・予防領域は関連法規が緩く、また高度な専門知識や開発技術も比較的不要で参入しやすいからだろう。
- 1位:健康増進デバイス・アプリ(32.6%)
- 2位:健康経営(32.3%)
- 3位:ウェアラブルデバイス(25.4%)
- 4位:ヘルスケアITテクノロジー(23.7%)
- 5位:予防医療・健康寿命推進(21.4%)
- 6位:ヘルスデータ活用(17.4%)
- 7位:遠隔医療(16.6%)
- 8位:医療機関DX(9.7%)
- 9位:パーソナライズ医療(8.9%)
- 9位:ヘルスケアサービス開発(8.9%)
- 上記に関心がない(24.6%)
③ヘルスケアビジネスに期待する効果
続いて「ヘルスケアビジネス参入に期待する効果」を聞いた。圧倒的に期待されているのは、やはり「市場の成長性」。
- 1位:市場の成長性(56.1%)
- 2位:市場規模(40.6%)
- 3位:収益性(32.8%)
- 3位:既存事業とのシナジー(32.8%)
- 5位:自社資源の活用(26.6%)
- 6位:多角化でリスク分散(22.1%)
- 7位:ブランドイメージ向上(18.0%)
- 8位:顧客基盤拡大(13.5%)
④ヘルスケアビジネスへの参入・継続の障壁
続いて「ヘルスケアビジネスに参入する上での課題」について聞いたところ、約半数が「適切な人材の不足」を挙げた。他、「明確な計画」「戦略」「情報」「既存事業との親和性」「アイディア」などの不足を上げる人が多い結果に。7割もの企業に参入意向があるものの実際の参入が2.5割程度に留まっているのは、こういった多面的な不足事項が要因になっているようだ。
- 1位:適切なケイパビリティを持った人材の不在・不足(42.2%)
- 2位:明確な実行計画が策定されていない(36.5%)
- 3位:新規参入のビジョン・戦略が描けていない(35.7%)
- 4位:既存事業との親和性を見出せていない(27.5%)
- 5位:ヘルスケアに対する情報不足(20.9%)
- 6位:アイディアがない(16.8%)
- 7位:予算が潤沢になく、優先度が低い(14.8%)
- 8位:何から着手したらよいかわからない(13.5%)
- 9位:その他(2.1%)
(引用:ヘルスケア市場規模の推移 日本の異業種による新規参入意向は7割も実際は2.5割、なぜ?)
以上の課題を踏まえ、どのような対策や戦略のもと新規参入を果たせばよいのか?については下記にまとめています。
ヘルスケア業界への新規参入時に役立つ情報
女性ヘルスケア市場とは
続いて「女性ヘルスケア市場」について見ていきましょう。ヘルスケア市場のうち、女性を対象にしたヘルスケアソリューションを開発・製造・提供する産学官(BtoC企業/BtoB企業/自治体/研究機関/教育機関/医療機関/福祉施設/団体など)が関わる市場が、女性ヘルスケア市場です。女性を対象にしたヘルスケアソリューションは以前より市場に豊富に出回っていますが、2020年以降は特に活況で、女性の健康課題をテクノロジーで解決する「フェムテック(Female×Technology)」が社会的なブームとなったことから、女性ヘルスケア市場はかつてないほどの盛り上がりを見せています。
女性特有の健康課題による国内の “経済損失”は年間で3.4兆円ーー。今年2月に経産省が試算し、女性の健康課題を社会全体で解決すべき重要性が、改めて提起された。同時期に試算されたのは、世界レベルでの”経済効果”。こちらはマッキンゼー健康研究所と世界経済フォーラムによるもので、今年1月に公開したレポートの中で、「女性にかかる健康負担や男女間の健康格差を解消することで、2040年までに世界経済に年間1兆ドルの経済効果をもたらす」との試算を示した。(引用:女性の健康課題の対処で、2040年までに世界で年間1兆ドルの経済効果)
これまでタブー視されたり見過ごされてきた女性特有の健康課題に注目が集まるようになったことで、市場では同時に、社会のさまざまな制度や文化、そして製品・サービスの開発が男性基準で進められてきたことによる弊害が次々に明らかにされ、女性ヘルスケア業界では、男女の生物学的な違い(性差)に着目した製品・サービスを開発しようとする「ジェンダード・イノベーション」の機運が高まっています。
医療・ヘルスケア業界の新潮流
女性ヘルスケア市場を構成するプレイヤー
女性ヘルスケア市場には多様な事業者が参入しています。フェムテックが大きな話題を集めていることから、その流れはさらに加速しています。では一体、どのような業種が女性ヘルスケア事業に関わっているのでしょうか?参考として、当メディア『ウーマンズラボ』の読者・会員属性をご紹介します。当メディアは女性ヘルスケア領域で事業を行う産学官を対象にしたビジネスメディアで、以下の方々にお読みいただいています。こちらをご覧いただくと、女性ヘルスケア市場のプレイヤーをイメージしていただけると思います。
- 各メーカー(医薬品、消費財、化粧品、家電、食品、菓子、飲料、寝具、アパレル、スポーツ用品、自動車、住宅、精密機械、など)
- 小売り(総合スーパー、ショッピングセンター、スーパーマーケット、百貨店、ホームセンター、ドラッグストア、調剤薬局、コンビニ、通販など)
- サービス(情報通信、フィットネス施設、宿泊施設、スパ施設、プロスポーツチーム、不動産事業社、飲食チェーン、アミューズメントパーク、美容室、整体院、物流事業者など)
- 運輸業(鉄道、船舶、航空機など)
- 金融業・保険業(銀行、証券会社、保険会社、クレジットカード会社、生命保険会社など)
- BtoB事業者(商社、卸、コンサルティングファーム、総合広告代理店、シンクタンク、PR、リサーチ、マーケティング支援、素材メーカー、機械メーカー、化学メーカー、電子部品メーカー、HP制作、デザイン制作、イベント企画、ベンチャーキャピタルなど)
- メディア(テレビ、新聞、出版<女性誌、業界専門誌>、ラジオ、ウェブメディアなど)
- 医療・福祉(病院、クリニック、歯科医院、介護施設、福祉施設など)
- 官公庁
【STEP2】女性ヘルスケア市場を学ぶ
① 女性ヘルスケアビジネスの基礎スキルをインプット
女性ヘルスケアビジネスの基礎スキルを短期間で習得できるメール講座「7日間のメール講座」をご用意しています(無料)。女性の心を掴むマーケティング戦略のコツや、ヘルスケア業界で関心が急速に高まっている性差分析の視点などが身につきます。メール講座にお申込み頂いた翌日より、1日おきAM7時に情報をお届けします。すでに1万社以上の方々にご利用いただいている人気講座です。メール講座のお申し込みはコチラ。
- 【1日目】ヘルスケア市場概況 〜市場規模、参入状況、注目のブルーオーシャン領域〜
- 【2日目】フェムテックはなぜ社会現象に?10年の女性生活者動向を振り返るとわかる興隆のワケ
- 【3日目】世界的にやってきた変革の波、ヘルスケア業界の新潮流とは?
- 【4日目】男女の違いから考える、ヘルスケアマーケティングの基本
- 【5日目】女性ヘルスケア市場の消費トレンド&ニーズ、最新動向
- 【6日目】女性の健康問題一覧
- 【7日目】自社のヘルスケア商品をより多くの女性に届けるには?
② 2024年の女性ヘルスケア市場はどうなる?最新動向をインプット
メール講座の受講が終わったら、次のインプットにおすすめなのが「市場動向予測レポート」の熟読。当社ウーマンズが業界向けに毎年、予測・発表しているもので、その年のトレンドキーワードと合わせ、最新の女性ヘルスケアマーティングのポイントをレポートにまとめています。女性ヘルスケア市場を取り巻く行政動向・生活者動向・業界動向のリサーチを基礎業務としているウーマンズの市場動向予測は、高い専門性と的確な視点による分析から大変好評で、毎年、各社の新規事業開発の指針やマーケティング戦略の設計にご活用いただいています。2023年度版は2,000社以上にご利用いただきました。2024年度版の申込み受付は間もなく!今しばらくお待ちください。レポート詳細はコチラ。
③ 女性ヘルスケア市場で最も熱いフェムテック、開発・販売スキルをインプット
今、女性ヘルスケア市場で最も熱いフェムテックの業界動向についても、理解を深めておきましょう。フェムテックは、企業のみならず国や自治体、マスメディア、医療機関など、女性ヘルスケア事業に取り組むあらゆる事業者が大きな関心を寄せていますが、一大ブームの裏では、早々に撤退に追い込まれた事例も相次いでおり、市場での淘汰が顕著になってきました。実際に当社ウーマンズにも、売り上げの行き詰まりから、PDCAに向けたコンサルティングを依頼されるケースが増えています。このように、”話題性の高さ”と”売り上げ”に相関がないことを実感している事業者が増えている状況を踏まえ、「売れるフェムテックの開発・販売戦略」をコンセプトにしたレポートを2024年3月に公開しました。
フェムテック市場への参入類型、フェムテック事業で必要な企画・開発の視点、ヘルスケアマーケティングの基礎知識、女性マーケティングの基礎知識について学べる内容で、妊娠・生理・更年期・セクシャルウェルネスといった、フェムテックの代表的な領域のみならず、男女共通疾患で女性に多く見られる健康問題を対象にした、女性向けのヘルスケアソリューションの開発・販売に関わる全ての事業者にご活用いただけます。レポートの詳細はコチラ。
④ 市場の最新ニュースをインプット
女性ヘルスケア市場の最新ニュースのキャッチアップは、ぜひ当メディア『ウーマンズラボ』をご活用ください。カバー領域は、国内外のニュース、業界動向、企業事例、消費トレンド、調査/統計。なかでもビジネスに影響する重要なニュースや、市場の現在地やマーケティングのコツがわかるトピックを編集部が丁寧に厳選・分析し、コンパクトにまとめてお届けしています。「読み続けたら、女性ヘルスケア市場の動向把握や未来予測、マーケティング戦略に強くなった」「発想の幅が広がった」、そんなふうに読者の皆様に体感していただける記事づくりを日々心がけています。新着記事は週1回、ニュースレターでお届けします。ご希望の方はコチラからご登録ください。
【STEP3】女性ヘルスケア市場を深堀する
女性の健康・医療・介護福祉関連の書籍
本メディア『ウーマンズラボ』内に設置している「ウーマンズ図書室」は、女性ヘルスケアビジネスに役立つ書籍を編集部が丁寧に厳選して紹介している図書コーナーです。「7日間のメール講座」で基礎知識の習得が完了した方は、ぜひこちらで紹介している書籍も参考にして、事業開発やマーケティング設計に活かしてください。いずれも、手元に保管しておくと便利な書籍です。
女性の健康・医療・介護福祉関連の展示会
展示会とは、東京ビッグサイトや幕張メッセといった大規模会場に企業が一堂に集結する商談イベントです。出展企業は、自社の新製品のお披露目や、リード獲得、商談獲得、業界への認知向上などを目的にしています。来場者は、仕入れなどの取引先の開拓、新製品・サービスのリサーチ、協業先の開拓、最新情報のインプットなどを目的としています。基本的にはビジネスパーソンを来場対象としていますが、中には生活者の来場を歓迎する展示会もあります。展示会中はセミナーも多数開催されるため、最新の業界動向をインプットする場としても機能しています。ぜひ積極的に足を運んでみましょう。
なお、ヘルスケア関連の展示会と言っても、「健康機器」「健康食品」「スポーツ」「医薬品」「素材」「フェムテック」「介護福祉」「医療機器」「ウェルネス」など、テーマは多様です。柔軟な発想ができるよう、多様な展示会に足を運ぶことをおすすめします。健康・医療・介護福祉関連のおすすめ展示会一覧はコチラ。
ウーマンズとは
当メディア『ウーマンズラボ』を運営するウーマンズは、女性ヘルスケア市場専門のシンクタンクとして「性差に基づいた女性特有のヘルスケア行動・消費・ニーズ」と「産学官動向」の調査分析を基礎業務としている会社です。女性ヘルスケア市場に特化して企業支援を行ってきた豊富な実績と、10年以上にわたり継続的に行っている調査・研究・分析により蓄積した知見・ノウハウを活かして、女性ヘルスケア事業を行う産学官の共通課題である「どうすれば、製品・サービスをもっと社会に流通させられるか?」のソリューションをご提供しております。事業内容は「ビジネスメディア事業/MICE事業/企業向け研修事業/BtoB広告事業」。