2024年上半期、市場規模が拡大・縮小したカテゴリーは? ランキングトップ10
2024年上半期に、市場規模が拡大・縮小したカテゴリーは?マクロミルが、同社の消費者購買履歴データをもとに、カテゴリ別購入金額の伸びからランキング。「食品」と「日用品」の、拡大市場トップ10と縮小市場トップ10を発表した。
日用品 〜拡大は電子蚊取り器、縮小は一般検査薬〜
日用品部門で市場規模拡大ランキング第1位は「電子蚊取り器」で、前年比207.5%。今年2月に発売された次世代型の屋内蚊取り器(大日本除虫菊)が同カテゴリをけん引。既存の電子蚊取り器の購入者数、購入金額も増加しているという。
市場規模縮小のトップは、新型コロナの収束が影響し「一般検査薬(前年比43.2%)」。一方で、昨年末からの風邪やインフルエンザの流行により、「熱冷却用品・用具(前年比132.9%)」「ペーパーハンドタオル・用具(前年比126.6%)」「うがい薬(前年比125.4%)」など、予防・治療関連品目は拡大した。
食品 〜価格高騰が影響、輸入ワインよりも手軽な甘味果実酒の需要増〜
食品部門で市場規模拡大ランキング第1位は「甘味果実酒」で、前年比144.9%。昨年9月に新発売のサントリー「酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。」をはじめとした缶入りスパークリングワインが売上数量の上位を占め、同カテゴリを牽引した。
一方、ボトルワインなどの「果実酒」は市場規模が縮小。昨年10月の「酒税法改正」による税率引き上げや、円安、原材料高などによる輸入ワインの価格高騰が要因とみられる。「果実酒」の代替として、比較的安価かつボトルワインよりも内容量が少なく、缶入りで手軽に楽しめる「甘味果実酒」の需要が高まっており、男性購入者の増加も市場拡大を後押ししたとのこと。
【編集部おすすめ記事】
■女性ヘルスケア業界とは 概況・市場規模・動向など ~初心者向け完全ガイド~
■ジェンダード・イノベーションとは? 商品事例・市場規模・最新動向
■スポーツ参加市場規模1.4兆円、コロナ禍以降のスポーツ関心層減少に歯止め
■【レポート】女性ヘルスケア白書 市場動向予測 〜業界の最新動向と女性ニーズがわかる〜
■【レポート】売れるフェムテックの「開発」と「販売戦略」 17の障壁と対策