スポーツ参加市場規模1.4兆円、コロナ禍以降のスポーツ関心層減少に歯止め
三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルが共同で「2023年スポーツマーケティング基礎調査」を実施し、先月末に結果を公表した(対象:15〜69歳の男女2,000名)。
2020年以降コロナ禍の影響で縮小していたスポーツ参加市場規模は回復の兆しが見られ、昨年比25.6%増の1兆3,917億円だった。特に影響したのは「スタジアム観戦市場」と「スポーツ施設利用・会費市場」で、それぞれ3割前後の増となった。内訳は以下。
- スポーツ施設利用・会場市場…5,540億円(前年比27.9%増)
- スタジアム観戦市場…5,191億円(前年比35.6%増)
- 用品購入市場…3,186億円(前年比9.0%増)
コロナ禍前の約2.3兆円(2019年)にはまだ届かないものの、2020年は1兆6,041億円、2021年は1兆912億円、2022年は1兆1,082億円と着実に回復している。スポーツ関心層の減少にも歯止めがかかり、7割近くにまで戻った(「スポーツをすることが好き」「見ることが好き」「どちらも好き」の計)。
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