大成建設が実証開始。スマートウェルネスオフィスがいよいよ増える?

大成建設(東京・新宿区)は、同社の技術センターに建設した「ZEB実証棟」において、スマートウェルネスオフィス構築のための仕組みについて実証を開始した。スマートウェルネスオフィスとは、健康増進・快適性、知的生産性の向上に配慮がされたオフィスのこと。その概念はまだ広く定着していないが、健康経営やメンタルヘルス対策が注目されている今、今後の動向に着目したいキーワードだ。

実証にあたり、スマートウェルネスオフィス構築に必要とされる健康増進・快適性、知的生産性の向上と関連性のある建築空間や設備を、フィジカルとメンタルの両面から計画したという。

「自然を感じる仕組み」「体を動かす仕組み」「選択性の高い設備」「選択性の高い空間」、これら4つの仕組みは、健康増進・快適性、知的生産性の向上に大きく寄与する可能性があることは、すでに2015年度に確認している(執務者へのヒアリング調査及び慶應義塾大学との共同による被験者実験の実施より)。その考察をもとに、大成建設では今後数年にわたり、執務者の健康増進・快適性、知的生産性の向上を図る技術の検証を継続し、それにより得られた知見を、新築・既存ビル向けのスマートウェルネスオフィス提案につなげていく方針だ。

関連記事
■損保ジャパン日本興亜、健康事業を強化。健康経営推進支援サービス開始
■体への負担を軽減して仕事効率を上げる、ワーカーのためのラウンジチェァ

PAGE TOP
×