ティップネス、企業に店舗をまるごと貸し出し 健康イベントの法人プラン開発

フィットネスクラブを展開するティップネスは、企業に向け、店舗貸切で実施する健康イベントのプラン「ティップネス店舗貸出プラン」の提供を始める。

 

【出典】ティップネス

 

ティップネスの店舗の休館日に店舗をまるごと貸し出すプランで、「ジムエリアや、お風呂・サウナなどのリラクゼーションエリアの利用」と、姿勢分析と体力測定をセットにした「カラダ診断」を基本プランとして提供する。姿勢分析は、AIを用いたシステムで姿勢に関する情報を数値と3Dアバターで可視化。体力測定では、急歩や立ち幅とびなど全6種目の評価でカラダ年齢を測定する。150人の利用で約60万円。オプションも用意しており、ティップネスの人気プログラムであるヨガやストレッチ、格闘技、ダンスなどのグループレッスンを提供する。

企業側のベネフィットは、従業員個々の健康意識向上と、スポーツを通じて部署や役職の垣根を越えたコミュニケーションが生まれること。近年のリモートワーク普及による弊害として指摘されている、従業員同士のコミュニケーション不足を解消したり、生産性の向上を図るきっかけとしての利用を見込む。

 

【出典】ティップネス

 

完全貸切で利用できる、いわゆるレンタルジムが都市部で続々とオープンしている。メリットは何と言っても、他人の目を気にせずトレーニングできること。不特定多数が同時に同じ空間でトレーニングする従来の形態に不便や抵抗を感じる人や、感染対策をしたい人にも人気だ。フリーランスのパーソナルトレーナーが顧客を指導するスペースとしても活用しており、小規模店舗での提供が目立つ。ティップネスが提供するのはその”法人向けバージョン”という位置付けで、大型施設である強みを活かし、従業員数の多い企業の利用を受け入れる。大手フィットネスクラブのメガロス(野村不動産ライフ&スポーツ)も企業向けに施設を貸し出しており、健康経営や働き方改革に関連した社内イベントの利用場所として提供している。

 

【編集部おすすめ記事】
女性は「コンビニジム」より「スポーツクラブ」派? 利用率は低いも高い関心
スポーツ参加市場規模1.4兆円、コロナ禍以降のスポーツ関心層減少に歯止め
40代女性の体力が低下傾向、スポーツ庁
運動無関心層の女性、何に興味ある?
【出展社募集中!!】第2回 ジェンダード・イノベーションEXPO

PAGE TOP
×