病気・不調のセルフチェック一覧 ヘルスケア企業による提供事例 (3/4)
統合失調症のセルフチェック(ヤンセンファーマ)
医薬品メーカーのヤンセンファーマは「統合失調症セルフチェック」を提供。当てはまる症状があるかどうかをチェックすることで、統合失調症の可能性が表示され、可能性がある場合は医療機関の受診を勧めるられる。「極度の不安や緊張を感じるようになった」など15項目が並ぶ。居住地域をもとに、相談できる病院の検索もできる。
熱中症のセルフチェック(日本気象協会)
気象情報の提供をする日本気象協会は「熱中症セルフチェック」を提供。「現在地」「屋外か屋内か」「気温・湿度」「年代」「活動レベル」を入力すると、発汗量や体温上昇量に基づいた熱中症の危険度が表示される。結果は「A 油断禁物」「B 十分注意」「C 危険」「D かなり危険」のいずれか。場面に応じて水分摂取や休憩など対策を提案してもらえる。同社では空調メーカーや食品メーカーの協賛を得て「熱中症ゼロへ」プロジェクトを展開。
糖尿病のセルフチェック(サノフィ)
医薬品メーカーのサノフィは「糖尿病見逃しチェック」を提供。糖尿病に関連することで見逃している点がある場合は、糖尿病に関する情報サイトの閲覧を勧められる。情報サイトは糖尿病の理解に役立つ内容。糖尿病は自覚症状がほとんどないため、運動実態や食習慣などがチェック項目に並ぶ。
子宮内膜症のセルフチェック(持田製薬)
医薬品メーカーの持田製薬は、子宮内膜症のセルフチェックを提供。「月経痛が年々ひどくなってきた」など、1つでも当てはまる項目がある場合は子宮内膜症の可能性があるとして、婦人科の受診を勧められる。子宮内膜症は月経を重ねるごとに進行するため早期受診が重要とされる。他に、痛みの度合いを数値化して記録する「痛みノート」を作成できる機能もある。
デリケートゾーンのセルフチェック(小林製薬)
医薬品メーカーの小林製薬はデリケートゾーンのかゆみに関連するセルフチェックを提供。膣カンジダの主な症状に当てはまるかどうかを確認できる。膣カンジダの可能性がある場合は医療機関の受診を勧められ、再発治療については市販の医薬品でも治療できることを伝えてくれる。同社は膣カンジダ再発治療薬の「フェミニーナ」を販売。サイト上では、同商品を購入できる通販サイトも紹介している。
かゆみのセルフチェック(KYOUWA KIRIN)
医薬品メーカーの協和発酵キリンは「かゆみセルフチェック」を提供。かゆみの部位やかゆみの程度の項目に答えていくことで、医師に伝えるべき情報を整理できる仕組みになっている。サイトではより良い治療のためには患者が自ら参画する「患者力」も必要であることを啓発。症状をしっかり伝えたり、薬の種類を知っておいたり、不明点は質問をすることなどの重要性を指摘。セルフチェックは「自らの症状をしっかり医師に伝えるためのツール」として位置付けられている。
ワキガのセルフチェック(城本クリニック)
わきがや多汗症の治療を行ってる城本クリニックでは「わきがのセルフチェック」を提供。「耳垢が湿っている」「家族にわきがの人がいる」「洋服の脇の下の部分が黄ばむ」「自分で臭いと感じる」などのチェック項目がある。当てはまる項目が多い場合は同院へ相談することを勧められる。わきがの基礎知識や手術方法などについても紹介。