90歳でも入れる 超高齢者向け医療保険各社から登場 長生き女性のニーズ掴む

人生100年時代の到来で、保険業界では90歳でも入れる医療保険など超高齢者向け商品が続々登場している。長生きすることはリスクでもある今の時代、何歳まで生きるか分からない不安を払拭できるとして、すでに人気商品となっている。

明治安田生命は2017年12月に、「50歳からの終身医療保険」を発売した。申し込みができるのは50歳からで、加入年齢上限は90歳。他、加入年齢上限85歳の終身医療保険を提供するのはアフラックやメディケア生命。これまで保険会社は現役世代をターゲットにしてきたが、高齢化が急速に進む国内市場に対応するため、各社は超高齢者向け商品に力を入れている。

百歳以上の高齢者の数は、老人福祉法が制定された昭和38年には全国で153人だったが、昭和56年に1,000人を超え、平成10年に1万人を超えた。平成24年に5万人を超え、2017年は67,824人(前年比+2,132人)。今後この数は更に増えていくのは間違いない。百歳以上の高齢者のうち女性は59,627人となっており、超高齢者向け商品は特に、男性よりも長生きする女性のニーズが高い。保険商品に限らず、今後は様々な業界から90歳、100歳をターゲットとした商品やサービスが登場するだろう。

 

 

【編集部おすすめ記事】
ウエルシア薬局、移動販売車「うえたん号」でオンライン健康相談サービスを開始
女性の不定愁訴ランキングTOP20(10 〜80代)
高齢女性の生き方は中高年世代の希望 101歳の現役のポーラ化粧品販売員、初の書籍化
高齢女性の最新の主要データ公表、高齢社会白書(令和6年版) 内閣府
長生きを覚悟、人々の意識も製品・サービスも「人生100年時代仕様」へ

PAGE TOP
×