郵便局でオンライン診療・服薬指導、全国2.4万局の活用と医療アクセス改善に向けた実証
離島における医療へのアクセス向上を目指し、総務省は今月17日から、山口県柳井市で郵便局を活用したオンライン診療・服薬指導の実証事業を開始する。郵便局内の空きスペースに個室ブースを設置し、地域住民はリモートで診療と服薬指導を受けられる仕組み。
総務省では2年前から、全国24,000局の郵便局を活用し、郵便局と地方自治体等が連携して地域の多様な課題を解決する実証事業を進めている。昨年は、医療資源が全国と比較して不足している石川県七尾市で実証事業を行い、60〜90代の患者11人が南大吞郵便局内でオンライン診療・オンライン服薬指導を受けた。運用面での課題が出たものの利便性や簡便性を評価する患者は多く、総じて満足度は高い結果となった。
今回は離島での実証事業となり、全国で初の取り組み。実証期間は今年12月11日までで、平郡郵便局内(山口県柳井市平郡1827-2)で。
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