AIが将来の疾病リスクスコア推移を予測 将来の健康状態を「見える化」

メドケア(東京・新宿)は、健康保険組合が実施した特定健診の結果を活用し、MEDICALLY(健康経営を目指す企業および健康保険組合向けコラボヘルスの統合ソリューション)において、人工知能を用いた組合員ごとの生活習慣病発症リスクを予測した健康診断分析レポートの提供を開始した。

従来のレポートの問題点に着目

特定健診は、日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の早期発見・治療を目的として、健康保険組合等の保険者に対し40歳以上の組合員に対する実施が義務化されている。生活習慣病の多くは自覚症状を伴うことなく進行するため、健診における検査データは受診者が自分自身の健康課題を認識し改善に取り組む貴重な機会だ。

しかし、特定健診のこれまでの一般的なレポートは、各検査項目データが個別に扱われ各生活習慣病の発症リスクがどれほど高まっているかの判断が受診者にとって伝わりにくく、結果的に適切なタイミングでの受診機会を逃すという問題があった。

AIが3年後までのリスクスコア推移を予測

そこで同社は、特定健診のデータから各生活習慣病の「疾病リスクスコア」を算出し、各受診者向けに分析レポートの提供を開始した。疾病リスクスコアは、各疾病の診断基準をもとに、現時点のデータが疾病発症にどれほど近い状態かを数値化する。

画像:メドケア

従来の一般的な健診レポートでは、実施年度ごと検査項目ごとに独立して評価されていたが、同社の分析レポートでは、時系列のトレンドと項目間の関連を評価してスコアを算出しており、経年変化を重視する医師のアドバイスのように、受診者に対する効果的なフィードバックができる。さらにレポートの中では、人工知能を用いて最大3年後までの未来のリスクスコア推移を予測・グラフ化。将来の健康状態が「見える化」されることで、健康状態に問題を抱える受診者の健康意識は確実に高まるのでは?

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