覚えづらい商品名、どうしたら商品を思い出してもらえる? ファンケルの事例

次から次へと登場する化粧品。ブランド力・知名度があるか、もしくはインパクトがあったり覚えやすいネーミングなら消費者にしっかり商品名を思い出してもらえるが、そうでない場合は、思い出してもらえないために購入に至らない。「買おうと思ったのに商品名を思い出せなくて買えなかった」「以前たまたま見つけて買ったあの化粧品。また買おうと思ったけど、商品名がうろ覚えのせいで買えない」という消費者の声はよく聞く。通販なら購入履歴や注文確認メールで商品名を確認できるが、実店舗で購入した場合はレシートがなければ確認できない。商品名を覚えてもらえないのは大きな機械損失だ。

とは言っても、市場にすでに出回っている商品なら商品名はもう変更できない。それなら、見せ方を変えて “別名” をつけるのが良いだろう。参考になるのはファンケルの事例。

出典:ファンケル

同社は、マチュア世代(※)向け化粧品ブランド「ビューティブーケ」の別名を「ファンケルの赤いの。」としてプロモーションに取り組んでいる。ビューティブーケは60代向けのスキンケアブランドで、パッケージはすべて赤に統一されている。そのインパクトを利用して商品の別名を「赤いの」と表現。これなら商品名を思い出せなくても誰もが簡単に覚えられるし、店頭でも見つけやすい。6月11日(月)に放送が始まった新テレビCMの最後では「ファンケルの赤いのくださ〜い」のセリフが。早速見てみよう。(※)年齢を重ねた大人世代

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