「60代・70代のインターネット利用率半数超え」から考えるシニア向けwebマーケティングのポイント
インターネットの利用に不慣れなシニア世代は今でも多く存在するが、年齢によってインターネット利用率は大きく異なる。シニア世代のネットリテラシーはひとくくりにして考えるのではなく、年齢で区切って俯瞰するのが良いだろう。
総務省の情報通信白書平成29年版によると、13歳〜59歳までのインターネット利用率は各年齢層において9割超えだが、60代以降は年齢の上昇とともに下がっていく。
- 60代前半:83.3%
- 60代後半:69.4%
- 70代:53.6%
- 80歳以上:23.4%
とは言っても、60代・70代に関しては今や半数以上の人が利用している。シニア世代のネットリテラシーは確実に上がっているようだ。ただし注意したいのは、この世代は、インターネットを若者とは違う見方をしている点だ。ネット上での決済に抵抗を感じ、また、“信頼できる情報源”とは見ていない人が多いという特徴がある。これは以下の記事で紹介している調査結果からもわかる。
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シニア世代のインターネット利用率が高まっている状況を、シニア世代の特徴を踏まえた上でマーケティングに生かすなら、ポイントは3つ。
- 多面的な視点で情報を豊富にそろえる(例:成分、生産地、安全性、商品づくりの過程など)
- ホームページのユーザビリティーを高める(例:文字の大きさに配慮、階層を深くしないなど)
- 信頼性を高めることを重視(例:企業の透明性、購入者の声、万全なセキュリティー体制、分かりやすい文章。など)
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