高齢者向け入居支援サービスのオスマップ2025、見守り・高齢者物件・孤独死保険など
65歳からの物件探しに特化した不動産会社のR65不動産(東京・港)が、「高齢者向け入居支援サービス カオスマップ2025」を公開した。高齢者の入居支援を行う事業者がサービスの全体像を把握できるようまとめたもので、物件探しから退去までの3つのプロセス(物件探し、入居中、死後)に沿って、以下7つのカテゴリーで整理した。
- 物件情報・メディア
- 高齢者向け物件
- 見守りサービス
- 家賃保証
- 孤独死保険
- 残置物の処理・死後事務
- 特殊清掃
カオスマップ作成の背景にあるのは、”高齢者の住宅難民問題”。孤独死や認知症といった健康面や金銭面など、高齢者特有のリスクに対する不安から、賃貸オーナーが部屋を貸し渋るケースが、近年社会問題となっている。同社が実施した調査では、賃貸オーナーの約4割が高齢者を受け入れていないことがわかったという。だが昨年5月に、「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律等の一部を改正する法律」が成立したことで、高齢者の入居支援サービスは多様化。そこで、関係事業者間での情報共有を促進するため、カオスマップを作成した。
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