介護テックの重点分野を改訂、3分野を新たに追加 経産省・厚労省
経産省と厚労省は先月末、「ロボット技術の介護利用における重点分野」の改訂内容を公表した。新たに3つの分野「食事・栄養管理支援」「機能訓練支援」「認知症生活支援・認知症ケア支援」を追加し、重点項目は以下の全9分野となる。
- 食事・栄養管理支援
- 機能訓練支援
- 認知症生活支援・認知症ケア支援
- 移動支援
- 移乗支援
- 排泄支援
- 見守り・コミュニケーション
- 入浴支援
- 介護業務支援
「ロボット技術の介護利用における重点分野」は、介護現場におけるロボットやICT等のテクノロジーの活用を促進する重点分野のことで、介護サービスの質向上、高齢者の自立支援、介護職員の負担軽減に向け、経産省と厚労省が技術開発や介護テクノロジー導入を支援している。2012年に策定後、改訂は今回で3回目。3分野の追加と合わせ、名称を「介護テクノロジー利用の重点分野」に変更した。改訂版の運用開始は2025年4月。
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