通院している人たちが「最も気にしている傷病」 男女別40項目

2022年6月時点の国内の通院者数(※)の推計は5,102万5千人(女:2,734万人、男:2,368万5千人)。通院者の中には複数の傷病を抱えている人もいるが、なかでも特に気にしているのは何か?厚労省が公表している「2022年国民生活基礎調査の概況」を元に男女別にグラフ化・ランキング化したところ、女性は女性特有の健康問題、男性は男性特有の健康問題を気にしている人が多いことがわかった。(※)病院や診療所(医院・歯科医院)、あんま・はり・きゅう・柔道整復師(施術所)に通院している人の数

男女別、最も気にしている傷病

調査対象は、現在通院している0〜85歳以上の男女で、通院理由となっている傷病の中で最も気になるものを聞いた。その結果を男女別にランキング化したところ、男女でほぼ同順だった。

<女性>
1位:高血圧症(14.4%)
2位:腰痛症(6.1%)
3位:糖尿病・歯の病気(5.6%)
4位:脂質異常症(5.4%)
5位:眼の病気(4.8%)

<男性>
1位:高血圧症(17.6%)
2位:糖尿病(10.5%)
3位:腰痛症(5.3%)
4位:歯の病気(5.0%)
5位:眼の病気(3.9%)

【画像】厚労省「令和4年国民生活基礎調査(通院者数,年齢<5歳階級>・最も気になる傷病・性別)」よりウーマンズラボ作成

 

男女差が大きい傷病

男女別のランキングはほぼ同順だが、傷病別に見ると有意な男女差が見えてくる。男女差が大きい傷病トップ10は「糖尿病」「高血圧症」「骨粗鬆症」「脂質異常症」「関節症」「狭心症・心筋梗塞」「甲状腺の病気」「痛風」「関節リウマチ」「肩こり症」で、そのうち、女性の方が気にしている割合が高い傷病と、男性の方が気にしている割合が高い傷病を2分類したところ、次の結果となった。女性は「骨粗鬆症」「脂質異常症」「関節症」、男性は「糖尿病」「高血圧症」「狭心症・心筋梗塞」の割合が高く、男女ともにそれぞれの性に多い健康問題を気にしている人が多いことがわかった。

【画像】厚労省「令和4年国民生活基礎調査(通院者数,年齢<5歳階級>・最も気になる傷病・性別)」よりウーマンズラボ作成

 

 

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