アストラゼネカ、患者の9割が女性「全身性エリテマトーデス」の疾患啓発(世界ループスデー)
\5月10日は世界ループスデー/
全身性エリテマトーデス(SLE)は、自分の免疫機能が体内の正常な組織を攻撃してしまう自己免疫疾患で、国の指定難病のひとつ。国内の患者数は6~10万人と推定されており、患者の9割を女性が占める。特に20〜40代で発症が多い病気で、さまざまな症状を伴うことから、健康関連のQOLが低下しやすい。
就業や就学に加え、女性の場合は妊娠や育児、出産・産後の職場復帰などのライフステージにおいても影響を受けやすく、個々に合った治療方針や目標について、専門医とのコミュニケーションが欠かせない。だがSLEは患者数が少ない上に、個々あるいは日ごとに異なる多彩な症状が出ることから、自分に当てはまる情報を得ることが難しく、治療や生活に影響を与えることもある。
そんな課題を解決しようと製薬企業のアストラゼネカが取り組むのは、疾患啓発サイトの運営や、症状・服薬の記録ができるLINEアカウントの運営。疾患啓発サイト「SmiLE.jp」では、当事者やその家族に向け、SLEに関する基本的な情報の他、日常生活でのお役立ち情報や、同じSLE患者からのメッセージなどを掲載している。
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