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I-ne、スキマ市場を狙ったコラーゲンプロテイン ターゲットは筋膜・体幹ケアに取り組む層

ヘアケアブランドの「ボタニスト」や「ヨル」などを展開するI-ne(大阪・中央)が、コラーゲン由来のプロテイン「Collatein(コラテイン)」を今月末に発売する。ホエイやカゼイン、ソイを主成分とした、主に筋肉増強やボディメイクを目指す人に向けた従来のプロテインとは異なり、コラーゲン由来のプロテイン「コラーゲンプロテイン」を主成分に設計したのが特徴。筋膜や体幹ケアを重視する層や美容意識の高い層に向けたもので、鉄分や亜鉛、ビタミン、ミネラルなど、美容と健康をサポートする成分も配合した。

 

コラーゲン由来の“第3のプロテイン”「Collatein(コラテイン)」

【出典】I-ne(左からコラテイン「レモネード味」「ピーチティー味」) 

 

近年、「プロテイン」と「ピラティス」それぞれの人気が高まり続ける中で、ピラティス実践層が意外にもプロテインを飲んでいない実態に気づいたことが、開発のきっかけとなった。ピラティスは姿勢改善や筋膜・体幹ケアを目的に取り組む人が多いため、「プロテインは筋肉増強の人に向けたもの」という先入観が摂取の障壁になっていると見られる。だが本来は、カラダ作りを行うピラティス実践層にとってもたんぱく質の摂取は重要。中でも筋肉、筋膜、骨、皮膚や血管など、体のあらゆる組織を構成するたんぱく質であるコラーゲンは、ピラティス実践層の「筋膜ケアでしなやかなカラダを作りたい」「体幹バランスを整えたい」といったニーズに応えられることから、「ここに新しいニーズがあるのではないか?」と、コラーゲンプロテインに着目した。

コラーゲンプロテインは先行して他社からも出ているが、同社によると「プロテインの主成分を”コラーゲンプロテイン”として明確に打ち出している商品はまだ少ない」とのこと。アメリカではコラーゲンプロテインがすでにカテゴリーとして確立しており、ドラッグストアなどでは専用コーナーが設けられるなどの盛り上がりを見せていることから、「日本でもトレンドが来るのではないか」と見ている。

コラーゲン由来の“第3のプロテイン”「Collatein(コラテイン)」

【出典】I-ne

 

女性向けにボディメイクを訴求する従来の”コラーゲン入りプロテイン”でもなく、美肌などの美容を全面訴求するドリンクやパウダーなどの”コラーゲン”でもなく、筋膜・体幹ケアを訴求する”コラーゲンプロテイン”。新たな立ち位置のプロテインとして、需要が伸びそうだ。昨今のピラティスブームによる体幹ケアニーズが後押しするのはもちろん、ピラティス実践層以外のインナーケアニーズの取り込みも期待できる。

味はレモネードとピーチティーの2種。今月8日に公式オンラインストアやECモールで予約販売を開始、29日に発売する。

 

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