旭化成ファーマ、女性の「ドミノ骨折」予防に 骨粗しょうの啓発キャンペーン開始
旭化成ファーマは今月16日、骨粗しょう症の疾患啓発活動「STOP ドミノ骨折キャンペーン」を開始した。骨粗鬆症による骨折を一度起こすと次々と骨が折れる「ドミノ骨折」を防ぐため、早期の気づきと受診、継続的な治療の重要性を呼びかける。
日本では約1,590万人の骨粗しょう症患者がいるとされ、特に女性に多く、加齢と共に発症率が上昇する。50代女性の10人に1人、60代女性の5人に1人、70代女性の3人に1人、80代以上の女性の2人に1人が骨粗鬆症と言われ、高齢化に伴い今後、骨粗しょう症による骨折は増加すると予測されている。骨粗鬆症によるドミノ骨折はその後の健康や寿命に悪影響を与えるものの、治療を途中でやめてしまう人は多い。
こういった現状を踏まえ疾患啓発活動では、早い段階で骨折に気づいて医療機関を受診し、適切な治療を受けることを促すとともに、ドミノ骨折を防止する重要性を啓発する。
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