年齢・閉経の有無で健康行動者率は変わる?骨密度に関する意識調査(女性45〜74歳)
\10月20日は世界骨粗しょう症デー/
女性は閉経を境に骨密度が低下し骨粗鬆症のリスクが高まるが、症状を自覚しにくいこともあり個々の対策意識は低い。骨粗しょう症の検診受診率がわずか5%という数字からも、意識の低さがうかがえる。では、日々の対策状況や意識についてはどうなのか?ファンケルが45〜74歳の女性300人を対象に「骨密度に関する意識調査」を実施したところ、リスクの高まる高年齢や閉経後の女性であっても、半数近くが何も対策していないことがわかった。骨密度ケアの必要性を自分ゴト化できていない中高年女性は多く、また自分ゴト化できていたとしても、対策行動は起きづらい健康課題であることが明らかになった。
低年齢ほど骨粗しょう症を自分ゴト化できず
45〜74歳の女性300人に骨粗しょう症のイメージを聞いたところ、高年齢ほど「自分の世代にとって身近だ」と考えている一方で、低年齢ほど「自分より上の世代がかかりやすい」と考える割合が高く、早期対策として重要な世代である45〜54歳の女性は特に、自分ゴト化できていないことがわかった。
骨量・骨密度のための対処をしていない、4割
「骨量や骨密度に対してどのような対処をしていますか?」と聞いた質問では、全体で最多が「特に対処をしていない」で、44%と半数近くに上った(複数回答)。年齢的に自分ゴト化できていないためか、低年齢ほど対処していない人の割合は高かった。前問で「骨粗しょう症は自分の世代にとって身近」と考えている女性が90%に上った65〜74歳であっても40%は対処しておらず、自分ゴト化できていても対策行動は起きていないことが浮き彫りに。閉経の有無別では、骨粗しょう症のリスクが高まる閉経後の女性であっても、40.9%が対処をしていないことがわかった。
一方で何かしらの対処をしている女性の回答で最多は「骨に良い成分が補給できる食材を摂る」で35.3%だった。次いで「運動(30.7%)」「日光浴(25.3%%)」。
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