介護が必要になった原因に有意な性差、女性に多いのは「骨折・転倒」「関節疾患」
介護が必要な状態になる原因には、有意な性差が見られる。以下表は、65歳以上の要介護者の「介護が必要となった主な原因」。「その他・不明・不祥」を除くと、女性の1位は「認知症」、男性は「脳血管疾患」。男女間で差が大きいのは「骨折・転倒」「関節疾患」「脳血管疾患」の3項目で、「骨折・転倒」「関節疾患」は女性に多く、いずれも男性より10ポイント前後高い。「脳血管疾患」は男性に多く、男女間で14ポイントの開きが見られる。
女性(%) | 男性(%) | |||
1位 | その他・不明・不祥 | 21.0 | その他・不明・不祥 | 33.2 |
2位 | 認知症 | 19.9 | 脳血管疾患(脳卒中) | 24.5 |
3位 | 骨折・転倒 | 16.5 | 認知症 | 14.4 |
4位 | 高齢による衰弱 | 14.3 | 高齢による衰弱 | 11.3 |
5位 | 関節疾患 | 14.2 | 骨折・転倒 | 5.8 |
6位 | 脳血管疾患(脳卒中) | 10.3 | 心疾患 | 6.3 |
7位 | 心疾患 | 3.9 | 関節疾患 | 4.6 |
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