支援の分断を解消へ、保育・医療・発達支援を一体化した総合支援拠点 横浜に2ヶ所開設
認定NPO法人おれんじハウス(横浜市)は4月1日、保育・医療・発達支援を一体化した総合支援の拠点施設「おれんじハウスそだちとケアベース」を、同市旭区と戸塚区に同時開設する。医療的なケアが必要な子どもを含む発達に特性のある子どもや地域の子どもたちが、年齢や制度の枠を越えて同じ場所で過ごせる環境を整え、切れ目のない支援を提供する。
拠点施設はいずれも、同市が認定した「医療的ケア児サポート保育園」の認可保育所を核に、児童発達支援や放課後等デイサービス、放課後児童クラブ、相談支援事業所などを併設する。利用者は未就学児から小学生までとその家族を想定している。
医療的ケア児や発達に特性のある子どもへの支援は、年齢や制度ごとに分断されており、成長の節目で環境が大きく変わるたびに子どもも家族も新たな関係を一から築き直す必要がある。同施設では複数の機能を一カ所に集約することで、制度が変わっても慣れ親しんだ環境と人間関係の中で支援を受け続けられる体制をつくる。
保育士や看護師、医師、心理士、リハビリ職など多職種が日常的に関わり、医療的ケアの有無にかかわらず子どもたちが自然に関わり合うインクルーシブな環境を目指す。旭区の施設には5〜6月をめどに診療所を開設する予定で、こども訪問看護ステーションとも連携する。今後は地域の医療・福祉機関や行政と連携し、家庭での生活までを視野に入れた包括的な地域インフラとしての定着を図っていく。
中陳亮太理事長は「支援が必要だから分けるのではなく、暮らしの中に自然に支援がある社会を横浜からつくっていきたい」と話している。
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