LG21さらに人気の予感 明治、機能性ディスペプシア症状の軽減効果を確認

明治は、乳酸菌OLL2716株入りヨーグルトの継続摂取が機能性ディスペプシア症状の軽減に有効であること、その中でも特に「食後のもたれ感」、「早期満腹感のような食後愁訴症候群」に有効であることを確認した。

機能性ディスペプシアとは、2013年5月に新たに国民健康保険の診療病名として収載された胃の疾患。胃の痛みや胃のもたれなど、胃のつらい症状が慢性的に続いているのにも関わらず、内視鏡検査などをしても、胃炎・胃潰瘍など症状の原因が見つからないのが特徴で、日本では、健康診断受診者の11~17%、胃の症状があり医療機関を受診した人の45~53%にFDの人がいると考えられている。ストレスとの関連でも注目されており、2013年以降、メディアが頻繁に取り上げるようになったことで注目度が上がっている。主な症状は、次の4つ。

  • 食後のもたれ感
  • 早期満腹感(食べ始めてすぐに満腹)
  • 心窩部痛(みぞおちの痛み)
  • 心窩部灼熱感(みぞおちが焼けるような感じ)

乳酸菌OLL2716株入りヨーグルトは、これまでの研究からピロリ菌の働きを抑制する作用をもつことが確認されており、ピロリ菌の除菌治療の開始前3週間から摂取することで、除菌の成功率が高まることが報告されていた。明治は今回の試験で機能性ディスペプシアに対しての乳酸菌OLL2716株の働きを調べ、症状の軽減に有効であることを確認した。乳酸菌OLL2716株を含む商品は、明治のLG21。この研究結果は、2017年7月29日にスイスの医学専門誌「Digestion」にオンライン公表され、9月誌面掲載された(Digestion 2017;96:92-102)

紅麴サプリ問題 女性消費者動向分析

 


【編集部おすすめ記事】

紅麹サプリ問題 健康食品の選択基準はどうなった? 女性消費者分析でわかった88キーワード
健康食品の摂取控えは起きるのか?紅麹サプリ問題がもたらした消費基準の変化と本音
物価高で味覚トレンドに変化 2024年上半期の食品・飲料トレンド
Z世代女子の2024上半期トレンド ブーム再燃「アサイーボウル」

PAGE TOP
×