小林製薬の紅麹問題、事業者リスト一覧 〜原料入手の事業者173、自主回収発表の事業者72〜
小林製薬の紅麹をめぐる問題で厚生労働省は先月28日、同社製の紅麹原料を入手している173の事業者のリストを公開した。
各社の自主回収の動きも広がっており、3月30日時点で、小林製薬を含め72の事業者がリコール情報を厚労省に届け出た。重篤な健康被害や死亡の原因となりうる「クラスI」は、小林製薬の3製品。他は、重篤な健康被害はないものの健康に影響があり治療が必要になる可能性がある「クラスⅡ」で、イオンや成城石井がPB商品の肉まんなどを、ノエビアやシャンソン化粧品など化粧品メーカーがサプリやビネガードリンクを、予防的措置として自主回収を始めている。
影響はさらに広がると見られ、帝国データバンクは先月末、関連製品の製造・販売に関わる取引企業数は3.3万に上ると推計した。
女性の健康食品の選択基準は?
小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。
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