患者が治療を中断する3つの理由 医療ICTに関する意識調査結果

日本医療政策機構は「遠隔診療・医療データの共有・人工知能の医療への応用に関する意識調査」で、患者が治療を中断する3つの理由を、3月28日(火)公開の調査報告書で以下のように述べている。

1.通院の手間
2.環境の変化
3. 費用

※世帯収入が400万円未満の層の治療中断原因は、「費用」が最も大きな要因だった。
(引用元:日本医療政策機構)

また、慢性疾患の未治療群が遠隔診療を活用したい一番の理由は「通院の手間が削減され、治療の継続が楽になるから」だったという。

遠隔診療は、「医療資源の乏しい地域向け」から「忙しいビジネスパーソンや主婦も利用できる」時代へ

遠隔診療と言うと「医療資源の乏しい地域向け」が中心だったが、今後は地域関係なく遠隔診療が求められるようになっていくと考えられる。多くの生活者は仕事や家事、他様々なことで忙しく、病院に通う時間を捻出できない、あるいは面倒で通わなくなってしまうからだ。他の調査結果でも治療中断の理由は「通院の手間」が上位にランクインしている。

2016年9月にはポート(東京・新宿区)と東京女子医科大学(東京・新宿区)が共同で、IoTを活用した「都市型遠隔診療」の安全性と有効性に関する実証研究を開始しており、同社は「家から医師の診療を受けられるサービス 診断・処方・医薬品の配送を実現」するサービスを提供している。

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IoT×都市型遠隔診療は過疎地域だけでなく、ビジネスパーソンも救う

都市型遠隔診療は都市部含めて多くの生活者にとって身近な医療として定着していくだろう。治療継続率への貢献が期待される。⇒詳細「2016年医療ICT に関する意識調査(2017年3月28日)(日本医療政策機構)

 

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