子宮頸がんの母親がスイスで安楽死を決断、反響呼んだドキュメンタリー番組
スイスでの安楽死を決めた母親とその家族に密着した、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション(私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~/関東ローカル)」。今月2日に放送され、大きな反響を呼んでいる。
3年前に子宮頸がんが見つかった、夫と2人の娘を持つ40代の女性。抗がん剤治療を続けるも再発を繰り返し、脳など全身への転移で耐え難い苦痛の末に彼女が選んだのは、安楽死。日本では合法化されていないためスイスへ渡り、最期は、日本にいる娘2人とテレビ電話で言葉を交わし、夫がベッドの横で見守る中、静かに旅立った。
番組はその最期の瞬間と家族のその後までを追ったもので、放送後、番組内容を紹介する記事がYahoo!ニュースに掲載されると、たちまち2,000件を超えるコメントが。闘病中の当事者やその家族による共感の声や、QODに対する多様な声で溢れた。
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