海外のヘルスケアビジネスはどうなっている?業界トレンドと生活者の意識トレンドがわかる記事20選
ここ1〜2年ほどの世界のヘルスケア市場を見ていると、言わずもがな業界のメガトレンドは「新技術の活用」だが、「性差への着目」も着実にトレンド化している。今のところ、男女間で異なる疾患や病態の違いに着目した開発事例は少なく、世界全体で見ればまだ研究フェーズにあるが、性差に着目する意義やビジネスの可能性を説く声は年々高まっており、企業による具体的なアクションも起き始めている。性差に基づいた製品・サービス開発は、生理・妊娠・女性がんなどに焦点があてられる「フェムテック」とは別軸で発展する見込みで、緩やかながらも、今後の期待市場として注目が集まる。いわゆるジェンダードイノベーションを指す市場だ。
一方、生活者のヘルスケアにまつわる2大意識トレンドは「ウェルビーイング」と「健康長寿」。日本を含め、市場が成熟した先進国や新興国に共通して見られる傾向で、ヘルスケア製品にも”ウェルビーイングなUX/UI”が求められるようになってきた。「ただ長生きするのではなく、健康に長生きしたい」は、日本に限らず各国共通の願いで、そんなニーズの高まりやライフサイエンス分野の成長が後押しとなり、「ロンジェビティ」の研究も、国内外で活発化している。本稿では、世界のヘルスケアビジネスが見えてくる記事をカテゴリー別にピックアップしてご紹介。躍進する東南アジアのヘルスケアビジネスも、要チェック。
■女性の健康・医療・ジェンダードイノベーション
- 米国の栄養・パフォーマンス分野でも動き出す “男女格差”へのアクション、女性特化の研究に50万ドル拠出
- 治療の男女格差を埋めることは、製薬企業の新たな収益機会に
- 女性の健康課題の対処で、2040年までに世界で年間1兆ドルの経済効果
- ジェンダードイノベーション、8カ国・地域の進捗と取り組み
- 世界で解明が進む性差、「ジェンダーペインギャップ」の研究で女性特有の痛みが明らかに
- フェムテック国際調査、米国・韓国・台湾・シンガポールの市場環境や主要プレイヤーなど
- フェムテック業界に求められるガバナンス改善、「データ管理を企業に委ねるべきではない」
- 2025年の世界の消費者トレンドは「健康寿命へのこだわり」、受身型から予防・専門的ソリューションへシフト
- 2025年に広がる旅の新トレンド「長寿リトリート」、ウェルビーイングな旅程が進化
- 世界の女性向け健康アプリ市場、2030年に43億ドルへ トレンドは「身体的健康と精神的健康の機能を統合したUX」
■食品
■美容
■アジアのヘルスケアビジネス
- アジア地域のヘルスケア市場、各国の動向
- 東南アジア新興国で盛り上がる医療ツーリズム、各国の動向
- スタートアップエコシステムの状況、日本と諸外国を比較した調査報告 東南アジアとの連携意義も整理
- 医療品・化粧品企業が最重要視する輸出先、中国・ASEANが5割 海外事業の動向
- 分断の時代、日本はアジアでどんな役割を担う?どんな商機を見出せる?
■テクノロジー
- ガジェットトレンドトップ100、ミレニアル・Z世代に支持されるAI搭載の美容タトゥープリンターなど
- AI・ロボティクスへの受容性、4カ国の比較調査でわかった普及における課題
- 世界のマーケティング責任者の7割が「生成AIに年間1,000万ドルを投資」、次の重点投資領域は?
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