2025年の心身の健康の見通し、33カ国で日本人は最も悲観的 世界の世論調査
世界最大手の世論調査会社イプソスが、日本を含む世界33カ国23,721人を対象に、2025年の見通しに関する意識調査の結果を発表した(「2025年予測レポート」2024.12)。
調査では、経済や社会、テクノロジー、環境、世界安全保障などに関する見通しについて、多様な視点から質問。「2025年は2024年よりも自分にとって良い年になるだろうと楽観している」に「当てはまる」と回答した日本人は38%で、33カ国中最下位だった。健康に絞った質問でも同様に日本人の見通しは悪く、「2025年は、自分の身体的健康は2024年よりも良くなる」と回答した人は24%で、最下位。「精神的健康」についても最下位。ちなみに、両質問において世界平均は69%で、首位はインドネシアで90%越えだった。
日本人は他国に比べ自分の健康に自信を持ちづらいのか、あるいは理想が高いため自分の健康力に対して評価が厳しいのか、はたまた日本人の低い自己肯定感に起因しているのか。理由までは調査されていないが、いずれにしても日本人は、他国と比べると自分の健康に不安を抱える人は多いようだ。
将来に対する悲観も強く、「2025年、自国の人々は長期的な将来について楽観視できるようになる」と回答した日本人は18%で、最下位だった。
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