肌年齢が生活習慣と関連、初めて明らかに 性差で異なる傾向も 九州大学・キューサイなど
九州大学、キューサイ社、久山生活習慣病研究所、ヒュービットジェノミクス社は共同研究により、肌年齢と生活習慣の関連を見出した。研究成果は2025年、学術ジャーナル『Scientific Reports』に掲載された。肌年齢と生活習慣の関連を確認した研究は、国内で初めて(キューサイ調べ)。
肌の状態は、実年齢だけでなく全身の健康状態も反映すると考えられている。そこで、肌の状態と生活習慣の関係を明らかにするため、肌年齢と生活習慣・健診結果との関連を分析した。
研究では、福岡県久山町の住民527名を対象とした疫学研究データを用い、健康診断データや血液検査、生活習慣に関するアンケート結果を分析。実年齢と比較した肌年齢の差と、各種健康指標や生活習慣との関連を検討した。その結果、肌年齢が高い人ほど、血圧の上昇など生活習慣病に関わる指標が高く、全身筋力の指標となる握力低下とも関連する傾向がみられた。また、喫煙習慣や日光の当たる場所での作業頻度の高さとも関係が確認された。
さらに、肌の老化に関連する要因は性別によって異なる傾向を確認。女性では空腹時血糖値の高さや喫煙、握力低下が関連し、男性では肝機能の指標の高さや飲酒習慣、握力低下が関連していた。握力低下と日光の当たる場所での作業頻度の高さは、男女ともに共通の要因であった。
結果について九州大学の研究者は、「肌年齢が生活習慣や筋力と関連する可能性を示した」とコメント。また共同研究を行ったキューサイは、「ひとりでも多くの人のウェルエイジングを支援し、社会全体の活性化につながる研究・開発を進めていく」としている。
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