コロナ第二波への備え意識 どれくらい?

街に賑わいが戻り始めたが、目立つのは若い人たち。緊急事態宣言下ほどの自粛ではないものの、子どものいる家族、高齢者、持病のある人、家族の介護をしている人などは今なお自主的に適度な自粛生活を続けている。生活者全体の意識はどうなっているのだろうか?

「Yahoo!みんなの意見」が5月29日~6月8日に実施した調査「新型コロナ感染第2波、備えていますか?」によると、「はい」が72.9%、「いいえ」が10.7%だった(「どちらともいえない」は16.3%)。回答者の年齢構成比が不明なので、この調査結果を全国民の平均値と捉えるのは少々雑な見方になるが、大方は第2波を懸念しており、緊急事態宣言の解除により意識が平時に戻ったとは言えないことがわかる。

なお、同様の調査を読売新聞も実施しており(6月5日~7日,全国世論調査)、第2波への不安を感じる人は「大いに」が52%、「多少は」が39%で、合計91%に達した。

生活者の「備え」の意識が強まっている要因としては、今なお国内外の感染が終息していないことに加え、米国の疾病対策センターの所長が「コロナの第二波は壊滅的被害の恐れがある」と警告したことや、国内の各メディアが第2波についてここ最近になり頻繁に報じていることが大きいだろう。

 

 

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