【話題のキーワード】#インスタ萎え

SNSに投稿する写真が見映えが良くオシャレに見えることを意味する「インスタ映え」が流行語大賞を取り国民的用語となったかと思いきや、それはもう一昔前のトレンド。今、若者の間で新鮮味あるキーワードは「インスタ萎え」だ。

「インスタ萎え」とは、SNS上で見映えが良くない残念な投稿写真を意味し、「インスタ映え」に掛けた対義語だ。タレントの木下優樹菜さんや渡辺直美さんがインスタ映えしない写真を「#インスタ萎え」として投稿したことで話題を集め、年末年始頃からツイッターやインスタグラムで「#インスタ萎え」の投稿数が増えている。

インスタ萎えの分かりやすい例が、先日ウーマンズラボでもご紹介したハードコア弁当。華やかさが一切ないその見た目は決して「インスタ映え」するような褒められたものではなく、SNSに投稿して自慢できる写真にはならないが、それこそがまさに「インスタ萎え」。実際に、ハードコア弁当の画像とともに「#インスタ萎え」とハッシュタグをつける投稿がSNS上で見られる。

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その他、「#インスタ萎え」で投稿されているのは、食べかけのアイスクリームやケーキ、変顔、彩りの悪い料理、オシャレ感のない景色・モノ・人物など、完成度が低い写真だ。華やかさやワクワクするような刺激ある写真ではないが、素朴さ、自然体、笑いを誘う点などが、若者たちの共感を誘っているようだ。「インスタ映え」するネタ探しや写真撮影に疲れ切った反動が起きているのかもしれない。ただし、そこに悲壮感・疲労感・ネガティブ感は漂っておらず、「自虐ネタ」的な笑える要素が含まれているのが特徴的だ。

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