DgSと食品スーパー 注目5カテゴリ売り上げランキング 2018上半期
小売業の購買データを分析するTrue Data(東京・港)は、全国ドラッグストア、スーパーマーケットにおける約5,000万人分の購買データをもとに、アルコール飲料、アイス、スナック菓子、マウスウォッシュ、洗顔料の2018年上半期売り上げランキングを発表した。
昨年の酒税法改正で価格が上昇したビール類や台頭する高アルコール飲料、若い世代に支持され発売1年でトップ10入りしたマウスウォッシュなど、今年ならではの特徴が見られる一方、アイスやスナック菓子ではロングセラー商品が根強い人気としてランクインした。
洗顔料ランキング
1位「専科パーフェクトホイップn」が前年に続いてトップの座に。上位10商品のうち、泡立てる手間のいらない「泡タイプ」が半数を占める結果となった。前年のランクイン数は3商品だったため「泡タイプ」の洗顔料の市場が拡大している様子がうかがえる。特に「ビオレ マシュマロホイップ」シリーズは詰め替えタイプが3商品ランクインしていることに注目したい。
マウスウォッシュランキング
「クリアクリーン」「G・U・M」など定番ブランドがひしめくなか、2017年8月に発売されたライオンの「NONIO」が2商品トップ10入りした。マウスウォッシュ全体では、20代~30代の購入者は約2割だが、「NONIO」は20代~30代の購入者が約4割。スタイリッシュなデザインと「口臭予防」をアピールしたことで、マウスウォッシュに興味のなかった若い世代が買い始めたと考えられる。
スナック菓子ランキング
1位、2位は前年と変わらず「じゃがりこ サラダ」と「カルビーポテトチップス うすしお味」。両商品とも個数で3%を超えるシェアがあり、リピート率も3割を超える。注目は今年発売40周年の「とんがりコーン」。「焼とうもろこし」と「あっさり塩」の2商品が昨年より順位をあげトップ10入りした。このほか、昨年じゃがいも不足で一時販売を休止していた「ピザポテト」(2017年6月に再開)も9位にランクインした。
アルコール飲料ランキング
昨年は上位5位まですべてがビール系飲料だったが、本年は5位までに缶チューハイ類が2商品ランクイン(2位「氷結 レモン」、5位「TaKaRa焼酎ハイボール レモン」)。昨年6月の酒税法改正で価格が上がった影響か、ビール系飲料の6本セット3商品は順位を下げた。アルコール度数9%の「-196℃ストロングゼロ ダブルレモン」は容量違いで2種類がランクイン。ブランドごとに集計すると「ストロングゼロ」シリーズは缶チューハイ類で売上ナンバーワン(個数、金額)となり、高アルコール飲料の人気を示した。
アイスランキング
上半期スーパーマーケットのアイスで売り上げナンバーワンは「チョコモナカジャンボ」だった。個数シェアは2位に2倍近い差をつけた。前年同期も2位に大差をつけての1位。森永製菓の「チョコモナカ」は1972年に発売され、リニューアルしながら46年間販売されているロングセラー商品だ。なじみ深い商品であるせいか、調査期間の6カ月間で2回以上購入したリピーターの割合を示す「リピート率」もトップ10の中で最も高く、盤石のトップ商品。
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