大人女性の歯列矯正への関心高まる

「歯列矯正は子供の時に済ませるもの」というイメージが強く、「歯並びが悪いがもう大人になったので諦めている」という人も多いが、近年、大人の歯列矯正は増えている

マウスピース矯正や裏側矯正、審美ブラケット矯正などのように、目立たない矯正方法を選択できるようになったことと、大人向けに熾烈矯正の情報を発信している歯科医やメディアが増えていることも大きく関係している。各女性誌でも歯列矯正に関する記事が度々紹介されている。今月は、日経ヘルス11月号でも取り上げている(女性のお悩み相談室「大人の歯列矯正最新情報」)

実際、矯正をする人は年々増えてるという。口腔周りに特に意識を向ける世代と言えばシニアだが、大人の歯列矯正が一般的になることで、今後は若年層の口腔周りへの興味関心は強まりそうだ。大人の歯列矯正の事情を見てみよう。

歯列矯正を子供で始めた時と大人で始めた時のメリット・デメリット

子どもで始めた場合のメリット

・これから起こる成長を利用しやすい
・虫歯や修復歯、欠損歯が少ないので、矯正歯科治療を行う上での選択肢に幅がある
・歯の移動に伴う歯肉の退縮や骨の減少が起こりにくい

デメリット

・保護者の方の意見が優先されがちで、患者さん本人が消極的な場合は、治療の協力(歯みがきも含めて)が得られにくい。
・成長に伴う環境の変化、また患者さん自身にも変化が見られるので、治療に対するモチベーションを維持するために、特に注意を払う必要がある。

大人で始めた場合のメリット

・本人の意志で治療を開始するので、その後の治療においても協力が得られやすい。
・治療に対しての関心や理解力が高い。
・すぐに本格的な治療が開始できる。

デメリット

・虫歯や修復歯、欠損歯が多い。
・歯周病に罹患している場合が多く、治療に対して注意が必要である。
・歯の移動に伴い歯肉の退縮や骨の減少が起こる可能性がある。
(引用元:日本臨床矯正歯科医院)

歯並びに自信のない女性7割

子供の時に歯列矯正を済ませる文化が根付いている欧米と比較すると、歯並びにコンプレックを持ったまま大人になる日本人が多いことがわかる。

歯列矯正に興味ある女性は3割

歯並びに自信がない女性が多い一方で、矯正に興味を持っているのは3割。ただし、「興味ない」の中には、「金額や付ける場所、期間が気になり踏み切れない」という不安要素からきている場合もあることに注意したい。

歯列矯正の検討期間は半年

歯列矯正をしたことで自信が持てるようになった、という心理的変化については日本臨床矯正歯科医会も言及しており、特に美容を気にする女性にとって矯正は重要なキーワードになっている。

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