女性に評価されたヘルスケア商品は? 178社・358商品がエントリー&60商品受賞 からだにいいこと大賞

女性向け健康雑誌『からだにいいこと』が、「本当にからだにいい」と認定した商品を表彰する「からだにいいこと®大賞」の結果を発表した。178社358商品がエントリーし、本誌の読者(主に30〜50代女性)、編集部、有識者による審査を通過した60商品が受賞した。今年を総括すると、どんな健康商品が女性たちに評価されたのか?反対に、どんな商品は評価が低かったのか?同誌プロデューサーの奥谷裕子氏に話を聞いた。

からだにいいことプロデューサー奥谷裕子氏

選考方法

1次選考の審査員は、同誌のアンバサダー読者90人と編集部員。全エントリー商品を試し、以下12項目において評価。高得点の商品の中から60商品が一次選考を通過した。

  1. 使い方は わかりやすかったか?
  2. デザイン、パッケージなどは「気分が上がる」見た目か?
  3. 使うことでハッピーになれるか?
  4. 楽に続けられそうか?
  5. 目新しい感じがしたか?
  6. 効果を実感できたか?
  7. 信頼できると感じたか?
  8. 環境に配慮していると感じたか?
  9.  価格についての納得感があったか?
  10. 人にすすめたいと思ったか?
  11. 自分でお金を払ってでも買いたいと思ったか?
  12. この商品が「からだにいいこと大賞」にふさわしいと思ったか?

【出典】からだにいいこと(読者による1次審査の様子。90人の読者のうち、一部は『からだにいいこと』編集部にて、編集部員と商品をお試し)

2次選考では、web上での一般投票(のべ29,082票)に加え、同誌編集長や美容・健康の専門家による評価を実施。合計点を算出し、大賞・準大賞・特別賞・部門別に受賞商品を決定した。

 

受賞商品

受賞したのは全60商品。奥谷氏に今年の受賞商品に見られた傾向を聞いたところ、”女性のゆらぎ”に対応した商品への評価が特に高かったという。エントリーされた358商品そのものも、女性ホルモンの変化による不調悩みやコロナ明けの生活変化に寄り添う商品が目立ち、「フェムケア・フェムテック」と「コロナ明け」という、2023年の社会トレンドを実感したという。

大賞

・ベースドコラーゲン(キューサイ)

【出典】からだにいいこと

 

準大賞 

・MYTREX VIDO(創通メディカル)
・快眠ing なめらかナイトブラ なめらかナイトショーツ(アツギ)

【出典】からだにいいこと

 

特別賞

・キックデトックスカレー 低糖質でグルテンフリーの贅沢玄米カレー 本格スパイスカレー(KICQ)
・北の快適工房 リッドキララ(北の達人コーポレーション)
・白米好きのためのもち麦(はくばく)
・RAKUNA 整体パンプス 5.5cmヒール(アメイズプラス)
・ていねい通販 ボコとデコ(生活総合サービス)
・YOKONE3B(ムーンムーン)

【出典】からだにいいこと

 

部門別

中からケア部門

機能性と美味しさを両立した10商品が受賞

睡眠・リラックスケア部門

快眠やリラックスをサポートする家電、バスグッズ、寝具、サプリなど9商品が受賞

ビューティーケア部門

30〜50代女性の揺らぎ期を体の内側・外側からケアする10商品が受賞

ヘア・オーラルケア部門

年齢悩みが出現しやすい髪と口をケアする8商品が受賞

アクティブケア部門

ながらケアができるウェアや進化したプロテイン6商品が受賞

フェムケア部門

女性のゆらぎ期をチェックしたりケアする8商品が受賞

 

女性たちの評価が低かった商品は?

全エントリー商品に目を通した奥谷氏は、「どの商品も良かった」と高く評価。「どの商品からも、年々ワガママになる消費者の不満・不便やリクエストにきちんと応えようとする企業の姿勢を感じた。モノ余りの時代、商品開発の難易度は上がっているが、女性たちの多様な健康・美容悩みに真摯に向き合っている商品や、新しい技術を取り入れて進化させた商品は、特に高い評価を得ていた」。

一方で、「プロダクトアウト発想が強い商品は評価が低かった」。機能性は高くても、「使い続けたいと思えない」「五感に響かない」「使い勝手が悪い」といった要素があると、総合評価が下がり女性たちに受け入れられなかったという。女性たちが健康商品に求めるのは、機能だけではない。機能にプラスαで、女性たちの心をつかむ要素をバランス良く設計する商品作りが大事だという。各受賞商品の詳細や女性たちの評価ポイントは、本誌から確認を。

 

 

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